第10回HORIBA Group IP World Cup Gold Award受賞案件の紹介

|   技術論文

HORIBAグループで生まれた数々の独創的な技術や知的財産(以下,Intellectual Propertyの略語として「IP」ともいう)が事業の推進力となってきた。技術開発とその成果たる知的財産がHORIBAブランドの本質的な要素であり,HORIBA Group IP World Cupは,HORIBA Group is One Companyの精神のもと,事業を牽引する技術・知的財産をグループ全体で賞賛し,次なる成長の起爆剤となる技術・知的財産の創出をさらに奨励していくことを趣旨として創設された。

記念すべき第10回HORIBA Group IP World Cup*では,海外を含むHORIBAグループの開発拠点から14件の応募があり,HORIBAの創業製品に関連する株式会社堀場アドバンスドテクノの「Self-cleaning electrodes (セルフクリーニング電極)」がGold Awardを受賞した。この知的財産は,電極筐体内に取り付けられた紫外線光源から紫外線を液絡部や応答ガラスへ照射することで,汚濁した液体試料内でも継続的に長期間安定して測定し続けることができる発明考案であり,今後のHORIBAグループを代表する技術として以下に紹介する。