新製品紹介:浄水場における色度の測定と色度計の特長 HU-200CL CI-20

木﨑 寛子 | |   46

日本の浄水処理技術は高く,水道起因の水系感染病の感染確率は極めて低いことが知られている。その水道水の水質基準を保つために,残留塩素計をはじめとする,pH計,濁度計などのHORIBA Gr.の水質計器が活躍している。日本の上水試験法には水道水中の水質管理についての項目とその基準値が記載されている。管理項目の1つである色度は,目視でも確認できるため注目されやすく重要な項目である。色度計 HU-200CL CI-20では2波長吸光光度法を採用し,自動ワイパー洗浄器を装備することにより,メンテナンスなしで長期の安定測定を可能にした。本稿では色度の測定方法と色度計の測定原理,特長について紹介する。