哺乳類細胞高速分析用マイクロ流体素子

Christopher T. Culbertson | |   35

我々は,マイクロ流体素子上で非接着性の単細胞を培養し分析するための技術を開発している。このマイクロ流体素子を用いると,1個の細胞を数日間かけて20,000個にまで培養することができる。培養細胞は,細胞分裂のたびに娘細胞の一つが遊離し,下流で分析できるように配置されている。遊離した娘細胞はチャネルマニフォールド内を移動するが,そのチャネルマニフォールド内で外部刺激を与えて反応させ,その反応の様子を観察する。娘細胞はその後培養され,チップ領域に運ばれ,そこで溶解される。その溶解物は分離され,測定対象のマーカーが検出され数値化される。