大気汚染監視用HAPs濃度測定装置APPA-365

大西敏和* 寺田邦雄* | |   14

*株式会社堀場製作所

近年、大気中に存在する汚染物質の中で、微量だが有毒性・蓄積性があるものは有害大気汚染物質(HAPs)として注目されており、ベンゼンをはじめとする幾つかの有機物質は早急な対策が求められている。本稿では、HAPs関連の日本国内の動きと堀場製作所が開発した大気中のベンゼン・トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン3成分の濃度連続測定装置APPA-365の測定原理・特長および実装評価結果を紹介する。