Fuel Cell -Advanced Power Generation for the 21st Century-

Jacob Brouwer* | |   18

*米国立燃料電池研究センター

21世紀を目前にした今、燃料電池がクリーンで高効率なエネルギー源として再び熱い注目を浴びている。なぜ、燃料電池が注目されているのだろうか?どのような用途があるのだろうか?そして普及への道筋は?このような疑問を持って、燃料電池および関連技術の総合的な研究開発を進める米国立燃料電池研究センタ(NFCRC)の副所長Dr.Brouwerを堀場製作所にお招きし、燃料電池の最新の動向と今後の課題についてご講演頂いた。クリーンカーをはじめとするさまざまな分野で燃料電池の実用化が間近に迫っているが、一方で解決しなければならない課題も少なくない。より高性能で安定な電池そのものの開発はもちろん、同時にパソコンや携帯電話、コージェネ発電や送電システムなどライフライン全体にわたりそれぞれの国状に応じた新たなインフラの構築が求められる。NFCRCの創立以来のメンバーであるHORIBAは得意の計測・分析技術をもって燃料電池の実用化に寄与したいと願っている。