自動白血球分類結果の実地診療への反映

巽 典之* 津田 泉* 田窪孝行* 日野雅之* | |   20

*大阪市立大学

白血球の自動分類は3分類から始まり、現在、臨床検査室では5分類が使われている。白血球の自動分類は顕微鏡を使って本当に形態学的に異常がある細胞を見つけ出す際のスクリーニング手段であると認識されてきた。3分類は急性細菌感染症の診断に、一方5分類は他の炎症の診断にも有効である。新しい血液分析装置では血液学的な試験とC反応性蛋白試験の両方を同時に行い感染症の診断が素早くできる。