HORIBAの臨床検査機器を支える基盤技術と四つの視点

臼井誠次* | |   20

*株式会社堀場製作所

超高齢化社会を目前にして臨床検査機器の分野でも根本的な変革が迫られている。HORIBAは、pH電極をはじめとする各種のセンシング技術をベースに各種の臨床検査機器を開発・製品化してきた。特に、1987年にABX社の血球カウンタを導入して以来、血液検査の分野に本格的に取り組んでいる。本稿では自動血球計数CRP測定装置を中心として、HORIBAの臨床機器検査機器を支える基盤技術および今後の製品開発を進める上での四つの視点を紹介する。