トピックス : 何を測る?何で測る?

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HORIBAは,その60年の歴史の中で,さまざまな対象に「はかる」を追求し続け,いろいろな手法を用いた数多くの分析・計測機器を世に出してきました。それは,何を(どんなものを)何で(どんな手法で)測るのか,の最適解を探す過程だったといえます。

本号から,堀場製作所が製品化してきた分析・計測手法の解説の連載をスタートさせます。その第1回にあたって,我々が追求してきた「何を測る? 何で測る?」の概要を,次ページ以下の分析・計測技術マップとしてまとめました。現在,HORIBA製品の測定対象は,下図に示すように,自然物から人工物まで,またその大きさは,原子・分子レベルから地球レベルまで,多岐にわたります。マップは,それらの対象を物質の三態(気体・液体・固体)に分類し,それらに最適な「何で?」を一覧にまとめています。本マップが,今後の連載をご覧いただく上でのご参考となれば幸いです。

第1回の本号(40号)および41号は,液体の分析・計測手法について解説します。また,以後の,42号・43号は気体,そして44号・45号は固体の分析・計測手法についての解説を予定しています。