総論 : 自動車計測システム部門の事業紹介

中村 博司 | |   42

HORIBAグループの自動車計測事業の歴史は,自動車産業界と非常に強く結びついており,自動車技術の革新とともに発展してきた。HORIBAグループでは,自動車排ガス規制の開始をきっかけに,1964年に初代の排ガス計測システムを開発して以降,排ガス規制の強化と排ガス低減技術の進化と共に,排ガス計測手法,計測技術の開発を継続してきた。2000年代に入り,ハイブリッド電気自動車に代表される車両の電子化技術の発展に伴い,事業範囲を排ガス試験設備からトランスミッション,E-motorを含むパワートレイン試験設備,ブレーキ試験設備,風洞試験設備にまで広げ,運行管理システムの分野を含めた幅広いアプリケーションにおいてソリューションを提供している。