エンジニアリングスペクトロスコピーへの道-機器開発の軌跡を辿り未来に繋ぐ-

南 茂夫* | |   32

*大阪大学/大阪電気通信大学

1950年以来、産学協同の形で始めた分光機器の開発研究にこだわり続け、紫外から遠赤外にわたる分光計測系を対象に、光源部・分光光学部・検出処理部など各種要素技術並びにそれらをシステム化・情報化手法で融合する研究を続けてきた。進歩する周辺技術の成果を取り込みつつ応用面と機器間の相互関係を実用技術として体系化するエンジニアリングスペクトロスコピー(分光工学)の流れを、体験談を交えながら紹介する。