キャピラリフローセルを用いた分光技術の進展

斉藤光徳* | |   32

*龍谷大学

分光分析に用いるフローセルを細径化すると、サンプルの少量化、応答速度の向上、長光路化による高感度化が実現する。最近、光を気体や液体中に閉じ込める特殊な光ファイバーが開発され、可視光や赤外線を効率よく伝送できるようになってきた。このようなキャピラリフローセルを用いた分光計測技術の動向を紹介する。