連続固体粒子数測定装置 MEXA-2000SPCSシリーズ

篠原 政良, 大槻 喜則 | |   36

MEXA-2000SPCSMEXA-2100SPCSは,いずれもエンジン排ガスに含まれる固体粒子のうち,一定の粒径範囲の粒子数をリアルタイムに計測する装置である。このうち,MEXA-2000SPCSは,トンネル希釈計測を主なターゲットにしている。従来機種であるMEXA-1000SPCSと同じく,欧州の次期規制Euro 5/6で採用されるUN/ECE RegulationNo.83Rev.3Amend.2の要求に適合している。MEXA-1000SPCSの高性能はそのままに,規制要求対応により特化した形で構成を見直すことにより,従来比1/3という大幅なサイズダウンを実現した。これにより,試験セルなどでの据え付けや移動の自由度が大きく向上した。また,MEXA-2100SPCSはダイレクト計測専用に構成されている。このように,MEXA-2000SPCSシリーズでは,豊富なオプションとラインナップによりさまざまな用途への応用が可能となっている。