東京大学とHORIBAがカーボンニュートラル実現に向け独自のソリューションに挑む

森 春仁* | |   技術論文

*株式会社堀場製作所

2022年4月,堀場製作所は東京大学大学院工学系研究科と「環境調和型エネルギーシステム社会連携講座」を開設しました。地球環境保全の重要性に対する認知が拡がり,世界各地で環境対応技術の研究開発が推進される中,近年はエネルギーセキュリティの観点からも自然エネルギーの利活用に対する期待値が高まっています。地球環境に影響を及ぼす温室効果ガスをコントロールするために,温室効果ガスの多くを占める二酸化炭素を増やさないカーボンニュートラル活動が重要とされ,その実現に向け,LCA(ライフサイクルアセスメント)など,環境負荷評価の必要性がさらに増してきています。そして製品の製造過程における二酸化炭素排出量がその製品の価値を決める時代も迫っています。