特集:次世代環境・エネルギーへの取組 2022 堀場雅夫賞
カーボンニュートラル社会に向けた水素の利活用に貢献する分析・計測技術
カーボンニュートラル社会実現への動きは世界的に加速しており,環境保全と産業発展の両立に向けてエネルギー分野でのイノベーションが期待されています。今号では,対象分野を「カーボンニュートラル社会に向けた水素の利活用に貢献する分析・計測技術」にした堀場雅夫賞と持続可能な社会の実現に貢献するHORIBAの技術や取り組みについて紹介します。
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巻頭言
- 水素エネルギー社会の展望
中村 博司
特別寄稿
- カーボンニュートラル実現のシナリオ
山地 憲治
2022 堀場雅夫賞 受賞者論文
カーボンニュートラル社会に向けた水素の利活用に貢献する分析・計測技術
- 受賞内容
- 原子分解能電子顕微鏡解析で先導する新しい窒素還元サイトのデザイン
佐藤 勝俊 - 触媒活性サイトの電気化学イメージング技術の開発
高橋 康史 - 電気化学に基づく欠陥エンジニアリング技術の開発
中村 崇司 - 太陽光をエネルギー源としたプラズモン誘起電荷分離による高効率水素発生システムの開発
髙橋 幸奈 - 相関分光法,合成,および実験の統合によるデータ駆動型材料探索の加速化
ヘルゲ・ゼーレン・シュタイン
総説
特別寄稿
- 全固体電池の研究開発に資する分析技術
坪田 隆之 - 水素燃焼ガスタービン開発における水素濃度計測
都留 智子, 堀川 敦史, 内山 悠太
特集論文
- 量子カスケードレーザと独自の濃度演算手法を用いたガス分析技術「IRLAM」の開発
~高感度・低干渉・高速応答ガス分析の実現~
渋谷 享司 - 熱暴走:超音波はリチウムイオンセルの最も危険な課題を解決できるか?
ミシェル ブラグリア, リチャード ストッカー - HORIBAの科学機器によるSOFC/SOECスタック構成部材の材料分析
ギオーム ケスリ - HORIBA FuelCon製焼結装置を用いた固体酸化物形燃料電池および電解槽スタックの製造
マティアス ラハウ