グルコースセンサーの試作と血液分析への応用

河野 猛* | |   技術論文

*株式会社堀場製作所

バイオセンサー(Biosensor)は生体の持つ分子認識機能を巧みに利用したセンサーであり、酵素や微生物などを分子認識素子として用い、これと電気化学デバイスなどの物理デバイスを組み合わせて構成されている。本稿では、医療検査の場でも測定されているグルコース(ブドウ糖)濃度を測定するバイオセンサーとして、グルコースセンサー(Glucose Sensor)の試作評価と本センサーを用いて血液・尿などの生体中のグルコース濃度を測定した結果について報告する。