蛍光X線硫黄分析計 SLFA-1800

岡田義明* | |   技術論文

*株式会社堀場製作所

重油などの燃料油中の硫黄分を簡単に測定できる蛍光X線硫黄分析計は、この20年近くの間、大気汚染の防止に役立てられている。近年、環境問題はさらに重要性を増してきており、それとともに硫黄分析計の性能も向上してきている。1991年8月に発表したSLFA-1800は、操作性の向上が図られているほか、さらに温度気圧補正・オートゲインコントロール・自己診断機能などの新しい機能を備えている。その結果、操作や保守が容易になり、さらに温度影響や気圧影響が非常に小さくなって長期安定性が向上した。また実用上暖機時間の必要がなくなった。