酸素・窒素・水素分析装置の自動化ニーズに向けて

平野彰弘* | |   5

*株式会社堀場製作所

近年、材料特性に対する要求が拡大するにつれ、それを支える分析・解析技術の進歩にも著しいものがある。従来から高感度・高精度・迅速化を目指して発展してきた鉄鋼分析分野においても同様である。特にこの分野では、コストを意識した国際的な競争力の向上のためにも、省力化・合理化の必要性が強く求められている。このことは分析装置に対する自動化・無人化の要望として現れている。本稿では、鉄鋼・セラミックスなどの材料特性評価の基本成分として重要な酸素・窒素・水素分析に関する自動化・無人化分析の動向ならびに装置について述べる。