トピックス:第9回HORIBA Group IP World Cup Gold Award受賞案件の紹介

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HORIBA グループで生まれた数々の独創的な技術や知的財産(以下,Intellectual Propertyの略語として「IP」ともいう)が事業の推進力となってきた。技術開発とその成果たる知的財産がHORIBAブランドの本質的な要素であり,HORIBA Group IP World Cup(Figure 1)は,HORIBA Group is OneCompanyの精神のもと,事業を牽引する技術・知的財産をグループ全体で賞賛し,次なる成長の起爆剤となる技術・知的財産の創出をさらに奨励していくことを趣旨として創設された。第9回HORIBA Group IP World Cup*では,海外を含むHORIBAグループの開発拠点から23件の応募があり,株式会社 堀場エステックの「Valve elementand fluid control valve(弁要素及び流体制御弁)」がGold Awardを受賞した。この知的財産は,ガスの流量を制御するマスフローコントローラ(以下MFC)等に用いられる流体制御弁に関し,閉塞時におけるシール性を向上させるとともに,長期間に亘って耐久性を維持して安定性を向上させることができる発明考案であり,HORIBAグループを代表する技術として以下に紹介する。