新製品紹介：蛍光X線硫黄・塩素分析計 MESA-7220V2

＊１ 株式会社 堀場製作所 開発本部 科学・半導体開発部
＊２ Vice President Horiba Instruments, Inc. Ph. D.
自動車用燃料中の硫黄濃度規制値は世界各国で年々厳しくなっており，10 mg/kg以下が要求されている。製油所では，原油の脱硫処理コストを低く抑えるため，原油に含まれる硫黄濃度を正確に把握しておく必要がある。新しく開発したMESA-7220V2は，硫黄濃度が数％を超える原油から，数ppmの石油製品までを簡単に測定でき，ASTM規格D7220に対応し，単色化エネルギー分散型蛍光X線分析法を適用した広い濃度域の硫黄濃度測定が可能な装置である。