Constant Volume Sampler CVS-7000 Series -Variable Flow CVS-7600 type based on Sub-Sonic Venturi Flowmeter-

William Silvis* | |   11

*HORIBA Instruments Inc.

定容量試料採取装置(CVS)が約35年程前に実用化されて以来、自動車排ガス試験室で自動車排ガスの質量測定が可能となった。近年、代替燃料車や低濃度排ガス車の開発要求に伴い、それらの排ガスを測定する必要も生じてきた。代替燃料車の排ガスは水分を多く含むため希釈空気量を増やさなければならないし、一方で低濃度排ガス車の排ガスはサンプルを希釈し過ぎないようにしなければならない。従来のCVSは設定流量が限られているのでこれらの要求に応えることができなくなったため、試験車の種類、大気の状態、試験サイクルなどの具体的条件に合わせることができるサンプラーの改善が必要になってきた。これらの要求に応えるために、CVS-7000シリーズに7600型が加わった。この論文では、いかにして比例サンプルを維持するためのマスフローコントローラや凝縮を防ぐための加熱された部品やサブソニック・フローメータを組み合わせて、これらの要求に応えたかを示す。統合されたMEXA-7000シリーズは、いろいろなサンプリングに対応でき自動車排ガスの分析に貢献するものであることを確信するものである。