*Ford Moter Company Limited.
1999年5月17日、HORIBA京都本社においてフォードモータ社のグレゴリー博士をお招きし、ガソリン排ガス処理システムやディーゼルパティキュレートに関する技術講演会を開催した。ご講演は排ガス規制に対する議論に始まり、博士の研究所におけるNOx還元触媒等の研究にHORIBAのフーリエ変換赤外分光計(MEXA-4000FT)がいかに活躍しているかに及んだ。フォードモータ社の発明であるEGIシステムでは、非常に具体的な内容を話され、さらに三元触媒に対する硫黄の悪影響の研究にはHORIBAの質量分析計(MEXA-4000MS)が極めて重要な解析ツールになっていることに言及された。最後に、これからのディーゼルパーティキュレートについては粒子を正確に輸送できるサンプリング手法の大切さを指摘して講演を締めくくられた。