きれいな水環境へ向けて ― 計測器メーカの役割

松井三郎*1 木村祐子*2 | |   21

*1京都大学大学院、*2株式会社堀場製作所

21世紀に向けてのカウントダウンが始まる中、豊かな自然の保全に向けて国や地域を超えた世界規模でのさまざまな取り組みがなされている。HORIBAは分析機器を通じて地球環境問題解決に貢献したいと願い続けており、今回は、きれいな水環境の実現に向けてグローバルな研究・啓蒙活動をされている京都大学附属環境質制御研究センター長松井三郎先生に水循環と計測についてお話を伺った。聞き手は環境用水質計測機器の新規の世界市場開拓に取り組んでいる当社の若手海外営業部員木村祐子が務める。お話は、まず国内外の水環境の現状から始まり、問題解決をめざす世界の動きのご紹介、またきれいな水を取り戻すために計測はなぜ必要か、どんな計測が必要か、さらに私たち計測機器メーカが果たすべき役割は何か?など大変貴重なアドバイスを頂くことができた。