半導体産業再生への処方箋

奥村勝弥* | |   25

*東京大学先端科学技術研究センター

今、半導体産業が大きな転換期を迎えている。本稿では半導体業界が抱える問題点を洗い出し解決策を提案する。低迷の原因はパソコン市場の頭打ちであり微細化技術の限界である。これらの問題をクリアし半導体産業を再生する処方箋として、アジャイルなミニ・ファブ、マスクレスの直接描画、三次元(3D)LSIなどの技術開発を提案する。