薬液濃度モニタを通して見た韓国の半導体市場へのアプローチ

Nac-Hyung Song* | |   技術論文

*KOREA TECHNO CO., LTD.

順調に成長してきた韓国の半導体産業だが、1997年の経済危機に続いて中国に300mmのファブの計画が持ち上がるなど厳しい環境にさらされている。DRAMなどのメモリー事業で世界のトップを確保すること、システムLSIなど高付加価値化を図ることをいわば車の両輪と位置づけ新たな事業の展開を図っている。そして、この半導体産業の発展を支えているのが計測機器なのである。KOREA TECHNO社は1995年にベンチャー企業として設立されて以来、HORIBAの薬液モニタの販売やサービスを通して韓国の半導体市場に貢献するなどHORIBAグループの有力なパートナーとなっている。今回、同社を立ち上げ強力に牽引し続けるSong社長を訪問し、同社の活動状況、現場から見た韓国の半導体市場の特長とアプローチ方法などをうかがった。