医用事業の中核グループABX社 フランスの試薬開発ベンチャー企業を買収

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当社の100%子会社で、グループ医用事業の中核を担う、ABXインターナショナル(フランス・モンペリエ市)は、このほどフランスの試薬開発ベンチャー企業である、バイオペップ社(BioPep社/以下バ社)を買収しました。バ社は、血液の凝固診断に用いる試薬の開発・製造を得意とするベンチャー企業です。同社の買収により、ABX社は血液凝固検査試薬の自社開発・生産能力を獲得することとなり、生化学検査装置事業を強化していきます。またバ社は、血液凝固を電気化学的に計測できるユニークなバイオセンサー技術を持っており、疾患別の臨床検査機器と組み合わせることで、将来的に、より小型で精度の高い新装置開発が可能になります。今後もグループ連携を強め、これらのバイオ技術シーズを戦略的に活用していく方針です。


<今回の買収:ABX社の展開>
ABX社は、当社グループ医用事業の中核を担う、世界シェア5位の血球計数検査装置メーカーで、従来から血球計数検査装置と共に、生体のたんぱく質や酵素を測る生化学検査装置を事業展開してきました。今回、生化学検査の一種とされる血液凝固関連のベンチャー企業を買収したことで、従来から扱ってきた生化学検査装置に、新たな検査項目として、血液凝固測定機能を付与することが可能になりました。今後は、血液凝固検査に欠かせない試薬の自社開発・生産能力を獲得した強みを活用し、生化学検査装置事業をより強化していく方針です。


<当社グループの展開>
一方、バ社は現地の大学や政府系研究機関との関わりを通し、血液凝固を電気化学的に計測できる、ユニークなバイオセンサー技術を持っています。
「小型・簡便・高精度」のキーワードは、診療現場で使われる臨床検査機器に、今後ますます要求される性能です。このバイオセンサー技術を応用展開し、個別疾患検査を目的とした臨床検査機器と組み合わせることで、将来的に、より小型で簡単かつ精度の高い新装置開発が可能になります。

さらに今後は、今年9月に当社がR&D部門に新設した「バイオ関連プロジェクト」で、バイオ関連市場における技術シーズを、各分野とのアライアンスにより拡大していきます。バイオセンサ技術を、グループ連携のもとで戦略的に活用することで、新市場への参入を狙います。



参考資料

<ご参考>

  • バイオペップ社(BioPep)概要
    事業内容:生化学検査、血液凝固診断用試薬の開発、生産および販売。
    バイオセンサーの開発。
    代 表 者:ノベール ベナター(Norbert BENATTAR)
    住  所:フランス ヒールート県(Herault)ムギオ(Mauguio)
    資 本 金:534千ユーロ(約72百万円)
    売 上:702千ユーロ(約95百万円)
    従業員数:10名