10年ぶり、イヌ・ネコの自動血球計数装置を発売

|   Press Release

家族の一員、ペットも健康・安心な暮らしに
貧血、アレルギー、炎症などの症状を素早くチェック
10年ぶり、イヌ・ネコの自動血球計数装置を発売

当社は動物病院向けに動物用自動血球計数装置 Microsemi(愛称:ミクロスエミ) LC-662を12月9日より発売。家庭のペット数が増えるなか、動物病院やペットケアが充実しています。当社医用事業における主力製品のヒト用小型血球計数装置のブランド力を生かし、10年ぶりに動物用血球計数装置を発売。具合が悪くても言葉を話せないペットの診断の迅速化と効率化に役立つことで、ペットの健康と安心な暮らしにも貢献します。

全国の犬の登録頭数は680万頭(*1)に及び、この5年間で50万頭以上も増えており、ペットは家庭でも不可欠な存在になってきています。それにともない、動物病院の数も最近5年間は毎年200件ペースで増え、全国に9000施設以上があると言われており、より身近の病院ですぐに診断を受けられ、ペットも安心して暮らせる環境にあります。血球計数装置は院内で、赤血球数や白血球数を測ることで貧血、アレルギー、炎症などの症状を確認でき、その後の迅速な処置に役立てられます。また、その場で獣医から飼い主に健康状態を説明できるため、いち早く飼い主の不安を解くことにもつながります。ペット用の検査機器の普及率は高く、80%の動物病院には血球計数装置が導入されているとされ、体調を言葉にできないペットにとって血液検査は、重要な診断方法のひとつとされています。

 

動物用自動血球計数装置 Microsemi LC-662の特長

① 業界最少の採血量でペットの負担を軽減
検体の吸引量は10μL(米つぶ1個ほど)で、体が小さいペットの負担を軽減。
② 20項目の迅速測定
赤血球数、白血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット、血小板数、白血球3分類、好酸球の定量測定を約70秒で測定。
③ 手間要らずのタイマー機能
自動起動、洗浄、終了を行い、準備と片付け作業が不要。

<販売価格>  420万円(税別)

<販売見込み> 初年度200台、5年後累計 1000台   

<主な仕様>
測定・演算項目:20項目(白血球3分類と好酸球の定量測定を含む)
赤血球数,白血球数,血小板数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット,平均赤血球容積,平均赤血球ヘモグロビン量,平均赤血球ヘモグロビン濃度,赤血球粒度分布幅
リンパ球数,リンパ球比率,単核細胞数,単核細胞数比率,顆粒球数,顆粒球比率,好酸球数, 好酸球比率
血小板粒度分布幅,血小板クリット,平均血小板容積
測定時間:約70秒
外形寸法:260(W)×450(D)×430(H)ミリメートル
質量:約17キログラム
測定原理:電気抵抗法、比色法

 

当社の医用事業について

当社は1996年にフランスのABX社を買収し、血球計数装置を柱に医用事業に本格的に参入し、世界の110カ国以上で事業を展開。国内ではヒト向けの診療所市場ではシェアNo.1を誇ります。ヒト市場において、検査部などで行われる臨床検査は、血清分離などの前処理が必要となることが一般的ですが、診療所などの臨床現場での即時検査(Point-of-Care Testing: POCT)では、前処理が不要で、操作が簡便であることが求められます。加えて、検査結果をその場で診療に反映させられるよう、迅速に結果を得られる事が求められており、当社はそのようなニーズに応えるべく、「分析する医療へ-全血POCTのHORIBAメディカル」をスローガンに掲げ、人の健康と安心に寄与しています。
自動車や半導体関連の事業に加え、医用は持続的に収益を支える事業として、過去2年間にフランスや中国に検査試薬の生産設備を増設するなど、積極的な投資も行ってきました。
このたび、ヒト用装置のブランド力を活かし、10年ぶりに成長が見込めるペット用の新製品を投入し、年間200台を販売し、当該製品市場でシェア約30%を目指します。

(*1)犬の登録頭数
狂犬病予防法第4条第2項の規定により、2009年度末現在において、原簿に登録されている頭数。(厚生労働省ホームページより引用)

 

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製品情報: 動物用自動血球計数装置 Microsemi LC-662