企業価値創造のための、グループブランド戦略を推進 国内主要グループ2社:エステック、コス 社名変更

|   ニュースリリース

当社は、新年度を迎えるにあたり、企業価値創造のためのグループブランド戦略を、国内外の全グループ40社で推進していきます。具体的な施策として、国内主要子会社である(株)エステック(本社・京都市、社長・堀場 厚)、(株)コス(本社・京都市、社長・峰野 幸弘)の2社を7月1日付で社名変更します。両社の新社名には、「堀場(HORIBA)」を冠し、グループ企業が得意とする専門技術に、当社の企業文化や信頼性といったブランド力を融合させることで、シナジー効果を図ります。

社名変更に伴い、グループ間の人材交流を役員・幹部級を含めてより活発に行います。業務・生産システムの連携を高めていくと同時に、コーポレート・ガバナンスの強化も進めます。さらに来年1月を目途に、海外主要グループ企業の社名変更による、全世界ブランド統一も視野に入れています。

今後は、当社グループの強みである「環境(Environment)」「健康(Health)」「安全(Safety)」=「EHS」分野と「半導体・ナノテクノロジー」等の最先端分野においてブランド統一のシナジー効果を発揮させることで、2006年3月期 連結売上高1,000億円、営業利益率10%を目指します。


<グループ展開について>
当社グループは分析・計測の総合メーカーとして、世界標準となりうる製品を生み出すため、市場のニーズと各グループ企業が持つ多方面の技術シーズの最適なマッチングを行っています。具体的には、エンジン、理化学・環境、健康医用、半導体の全事業分野で、企画・マーケティングの段階から、全グループの中で最も強みをもつ企業が中心となり、当社との連携を密にした開発・生産・販売体制をとることで、グローバル展開を図っています。

<社名変更について>
当社グループ企業は、それぞれ得意としている専門技術という財産を持っています。この財産をブランド価値としてさらに高めるため、2000年から国内グループ会社において「堀場(HORIBA)」を社名に冠してきました。
(2000年3月(株)堀場テクノサービス設立。2000年10月(株)ホリバアイテック、2003年4月(株)ホリバ・バイオテクノロジー社名変更。)

今回の社名変更は、半導体のガス制御技術で世界をリードする(株)エステックと、水質計測専門企業である(株)コスの、国内主要子会社2社が対象です。専門技術の「財産」と当社の企業文化や信頼性といった「ブランド力」を融合させることでシナジー効果をはかり、国内グループブランドの統一化を行います。


<今後の展開>
社名変更に伴い、従来から進めているグループ間の人材交流を、役員・幹部級まで対象を拡大し、人的資源の最大活用を狙います。業務管理システムにおいても互換性や連携を高め、将来的には統合化する方向です。また、グループ監査室を中心としたコーポレート・ガバナンスの強化も進めます。さらに、来年1月には、海外主要グループ企業の社名変更による、グローバル規模でのブランド統一も視野に入れています。

今後は、液体・気体・固体の総合分析において、ブランド力を活かしたトータルソリューションを展開します。特に当社グループの強みである「環境(Environment)」「健康(Health)」「安全(Safety)」=「EHS」分野と「半導体・ナノテクノロジー」等の最先端分野においてブランド統一のシナジー効果を発揮させることで、2006年3月期 連結売上高1,000億円、営業利益率10%を目指します。

<新社名の表記>
■現社名
株式会社 エステック
STEC Inc.
■新社名(2004年7月1日より)
株式会社 堀場エステック
HORIBA STEC Co., Ltd.

■現社名
株式会社 コス
COS Co., Ltd.
■新社名(2004年7月1日より)
株式会社 堀場アドバンスドテクノ
HORIBA Advanced Techno Co., Ltd.

 

参考資料

<国内グループ会社概要>

  • 株式会社 エステック
    1974年、大気汚染測定装置に用いる標準ガス発生器の国産化のために、当社を中心に日本の分析機器業界各社の共同出資によって設立。その後、ガス発生器で培った技術を、半導体分野へ応用展開。半導体製造分野では不可欠な流量制御装置マスフローコントローラーの世界シェア1位と、業界をリードしている。1992年に当社の子会社となってからは、当社半導体部門と緊密な連携をはかり、グループとして半導体分野へのアプローチを推進している。
    資本金:14億7800万円(堀場製作所 75.7%出資)
    設 立:1974年1月
    所在地:京都市南区上鳥羽鉾立町11番地5
    売上高:88億7200万円(2003年3月期)
    社員数:340名
     
  • 株式会社 コス
    当社のデバイスやセンサ・ユニット部品等の販売を目的に1975年に設立。その後、「水質を測る」を柱に、環境・半導体・食品・ライフライン・農林水産と対象分野を拡大している。水質計測機器専門企業としての体制をより強固にし、水計測のグローバルスタンダードをねらう。
    資本金:2億5千万円(堀場製作所 100%出資)
    設 立:1975年3月
    所在地:京都市南区吉祥院宮の西町31番地
    売上高:31億5500万円 (2003年3月期)
    社員数:120名
     
  • 株式会社 堀場テクノサービス
    メンテナンスサービス部門の強化を狙いとして、当社および株式会社 コスにあるサービス部門を分離統合し、2000年に設立。対象製品をグループ会社に拡大し、顧客の研究室やプロセスラインを一括したメンテナンスのシステム受注ができる、完全独立のメンテナンス専門会社へと事業を拡大している。
    資本金:2億5000万円(堀場製作所100%出資)
    設 立:2000年3月
    所在地:京都市南区吉祥院宮の東町2番地
    売上高:65億2900万円(2002年12月期)
    社員数:260名
     
  • 株式会社 ホリバアイテック
    1978年、当社の出資により、エス・ジー・インスツルメンツとして設立。以来、主にコンピュータシステムに関する開発・生産・販売を行う。1997年には当社より自動車運行管理システムの販売権を移管し、以後その設計・開発と販売・サービスを専業としている。2000年10月に、現在の社名に変更。
    資本金:2億5000万円(堀場製作所100%出資)
    設 立:1978年4月
    所在地:東京都千代田区東神田1丁目7番8号
    売上高:5億3300万円(2002年12月期)
    社員数:20名
     
  • 株式会社 ホリバ・バイオテクノロジー
    環境ホルモン、残留農薬、ダイオキシンなど環境負荷化学物質の高感度分析を市場とする子会社、株式会社バイオ・アプライド・システムズとして2000年に設立。2003年4月に現在の社名に変更。当社が培ってきた製品化、システム化の技術をバイオ技術と融合することで、環境分野の新たな市場開拓を目指す。
    資本金:5000万円(堀場製作所100%出資)
    設 立:2000年6月
    所在地:京都市南区吉祥院車道街48番地
    売上高:1900万円(2003年3月期)
    社員数:20名