医用分野で三菱商事と販売提携

|   Press Release

株式会社堀場製作所(本社・京都市,社長・堀場 厚)は、本日、三菱商事株式会社(本社・東京都,社長・槙原 稔)と医用分野製品の販売提携について合意しました。第1弾として、6月28日付けで当社がエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社(スイス)から買収したABX社(フランス)が開発・製造する血球計数装置を、日本国内については、三菱商事傘下のエム・シー・メディカル株式会社通じで、また、東南アジア地域への展開の足掛かりとして中国へ、三菱商事が同製品を販売していきます。




当社は、本年6月28日付けで、世界的な製薬企業グループのエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社の傘下で臨床診断薬事業の一部門として、小型・大型と全ての機種の血球計数装置を開発・製造する、同装置専門メーカのABX社を買収し、グループ化しました。
これに伴い、日本国内において、ロシュ社の日本法人である日本ロシュ(株)から販売されていたABX社製品の販売権は、当社が引き継ぐこととなりました。
今回の三菱商事(株)との販売提携により、三菱商事(株)の全額出資子会社で医療機器分野製品の国内販売商社のエム・シー・メディカル(株)を通じて販売していきます。


従来、当社では、1987年血球計数装置市場に参入以来、検体数が少ない医院や診療所向けの小型機種を、フクダ電子(株)を通じて累計2000台販売し、同分野で15%のシェアにまで伸長してきています。
この、従来の小型機種を担当するフクダ電子(株)ルートに加え、ABX社買収により得た大型機種を中心とした製品の販売ルートにエム・シー・メディカル(株)ができたことで、血球計数装置全市場向けの製品および販路を確立したことになります。

製品ラインアップによるブランドの浸透と、市場ごとに強力な販売力を持つ両者のルートにより、3年後に小型機種市場で30%、大型機種市場で20%のシェアを狙います。同時に、医用分野製品の東南アジア地域への展開の足掛かりとして、三菱商事(株)を通じて、中国市場向けにABX社製品の販売を開始します。経済成長が著しい中国において、医用分野の市場も急拡大することが予想されます。ABX社が持つ大型機種を需要増加傾向の初期段階に投入することにより、同国および東南アジア地域での本市場への本格参入を狙います。


医用機器部門の拡充を進めている当社では、今後開発していく新規製品についても、今回の新たな販売ルートとなった三菱商事(株)およびエム・シー・メディカル(株)を通じての販売についても提携強化を進めていきます。


参考資料

  • 血球計数装置
    血液中の赤血球や白血球の数を計測する装置。検体検査における必須項目で、貧血や各種疾病の診断に用いられる。小型機種は医院や小病院で、大型は総合病院や検査センターで使用されている。
  • 小型機種
    必須項目の赤血球・白血球数とヘモグロビン濃度など8項目を測定する低価格機種
  • 大型機種
    小型機種で測定する必須項目に加えて、白血球の分類(5項目)を行う。多検体高速処理対応のオートサンプラを搭載。2000〜4000万円の市場価格
  • 三菱商事(株)
    医療機器の取り扱いに関し20年以上の経験があり、特に1989年に国内販売子会社であるエム・シー・メディカル(株)設立以降、本格的な医療機器の販売を行っている。中でも臨床検査関連機器は大きな柱であり、自己開発商品である生化学自動分析装置の他、欧米6社14品目の臨床検査機器を取り扱う。中国では試薬製造販売事業も行っており、中国向けも積極的に展開する。
  • エム・シー・メディカル(株)
    1989年設立の三菱商事の全額出資子会社。臨床検査機器,治療機器,手術用器械など医療機器専門商社。社長:有吉 純夫,資本金:2億円,売上高:62.7億円,社員数:146名
    住所:東京新宿区西新宿7-5-25,TEL.03-5330-7855
  • フクダ電子(株)
    心電計の国内トップメーカ。中小規模病院を中心に、生体検査装置,治療装置,医療機器などを販売。社長:福田 孝太郎,資本金:43.87億円,売上高:388億円,社員数:510名,設立:1948年,住所:東京文京区本郷3-39-4,TEL.03-3815-2121

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