水質計で「はかる」体験から、地球の未来を考える
ー 高校生の探究支援プロジェクト <成果報告会・交流会編>

堀場アドバンスドテクノは、「はかる」を通じて身近な環境問題に関心を持ってもらいたいというおもいから、高校生の探究活動を支援する「高校生×HORIBA水質計みらい探究プロジェクト」を実施しました。本プロジェクトでは、次世代を担う高校生にHORIBAの水質計を貸し出し、水質測定を活用した探究活動をサポートしました。2025年から2026年にかけて、応募いただいた多くのテーマの中から選出した京都府立亀岡高等学校と三重県立四日市高等学校の2校が、それぞれ地域や身近な自然をテーマに研究に取り組みました。 また、堀場アドバンスドテクノの社員も、水質測定データの読み解き方や考察の進め方などについて助言を行いながら、活動を支えてきました。
今回のコラムでは、約9ヶ月間にわたる探究活動の集大成として開催された成果報告会・交流会の様子をお届けします。


2026年3月、堀場アドバンスドテクノの京都本社にて、成果報告会と交流会を開催しました。
本イベントでは、水質計を活用して探究活動に取り組んできた高校生が、それぞれの研究成果を発表しました。その後、分析ラボや工場の見学、SDGsのワークショップを通じて、計測技術が社会課題の解決にどのように活用されているのかを学ぶ機会となりました。
当日は、四日市高等学校と亀岡高等学校から約40名の生徒が来社し、HORIBA社員との交流を深めました。

探究活動の成果を発表

成果報告会には、西方社長をはじめ多くの役員や社員が関心を持って会場に集まりました。発表では、亀岡高等学校・四日市高等学校の生徒が、地域の河川や自然環境をテーマに取り組んできた研究成果を紹介しました。

亀岡高等学校の発表

亀岡高等学校の発表

四日市高等学校の発表

四日市高等学校の発表

研究の背景や目的、調査方法、測定結果、考察、今後の展望まで、自ら収集したデータをもとに発表しました。地域課題の解決につながる視点も盛り込まれており、これまで積み重ねてきた探究活動の成果が伝わる内容となりました。
質疑応答では社員だけでなく、他校の生徒からも積極的に質問が寄せられ、研究テーマや調査方法について活発な議論が交わされました。

質疑応答の様子

質疑応答の様子

質疑応答の様子

各高校の研究内容の詳細は、こちらよりご覧いただけます。

 

「はかる」を支える技術と人に触れる ー 分析ラボ・工場の見学

受託分析や共同研究などを行っているAnalytical Solution Plaza(分析ラボ)と、水質計工場の見学を行いました。
分析ラボでは、計測技術が研究開発や品質管理、環境保全などさまざまな分野で活用されていることを紹介しました。HORIBAの技術は環境、バイオ、半導体、宇宙開発など幅広い分野で社会を支えていることに、生徒たちは興味津々の様子でした。
工場見学では、ガラス電極の製造工程を見学しました。電極のガラス加工は機械に頼ることができない、職人による手作業が重要な役割を担っていることを学び、ものづくりの醍醐味を知る機会となりました。

工場見学の様子

工場見学の様子

工場見学の様子

水資源の未来を考える ー SDGsワークショップ

続いて実施したSDGsワークショップでは、私たちの生活に欠かせない資源である「水」をテーマに、未来の水環境についてグループごとに議論しました。
「地球温暖化による海水温の上昇」「地下水位の低下による地下水の枯渇」「人口増加による安全な水資源の不足」の3つの課題から1つを選び、その課題が私たちの暮らしや社会にどのような影響を与えるのか、またその影響を減らすために、個人・行政・企業にはどのような取り組みができるのかについて意見を交わしました。水資源の問題を、環境だけの問題として捉えるのではなく、食料、健康、産業、地域社会など、私たちの暮らしと密接に関わる社会課題として考えました。

議論の中では、
・3Dプリンター技術を活用した代替食品の開発
・AIによる家庭の水利用管理
・ダムの貯水量をリアルタイムで可視化する仕組み
・人工的に地下水を再生する技術
・家庭排水の汚染状況を見える化するサービス
など、既存の考え方にとらわれない柔軟な発想から、様々なアイデアが発表されました。

また、「企業同士が得意分野を組み合わせることで、水質浄化設備もさらに進化できるのではないか」といった意見もあり、社会課題の解決に向けた企業の役割について考える機会となりました。

ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子

ワークショップの様子

未来を担う高校生とともに学び合う意義

約9ヶ月にわたる「高校生×HORIBA水質計みらい探究プロジェクト」は、参加した高校生にとって、身近な環境をテーマに自ら問いを立て、データをもとに考察する経験を通じて、はかることの大切さや理解を深める機会となりました。
また、計測技術が社会のさまざまな場面で活用されていることを学ぶとともに、メーカーで働く様々な職種の社員と継続して交流することで、将来の進路や仕事を考えるきっかけになったと思います。
高校生ならではの環境問題や環境変化に対する柔軟な発想は、私たちにとっても新たな視点や気づきを得る貴重な機会となり、SDGsや社会課題について企業が果たす役割を改めて考えさせられる機会となりました。

高校生と企業がそれぞれの立場から学び合い、新たな視点を得られたことが、本プロジェクトの大きな意義となりました。
堀場アドバンスドテクノは、これからも教育機関や地域社会との交流を通じて、「はかる」大切さを伝えるとともに、未来を担う世代とともに持続可能な社会について考える機会を創出してまいります。

亀岡高等学校、四日市高等学校の皆様、ありがとうございました!

亀岡高等学校、四日市高等学校の皆様、ありがとうございました!


 

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関連情報

本活動に関連するSDGs

        

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