「おもしろおかしく」のもと、仕事と競技の両立で世界に挑む ~アスリート社員(アーチェリー)の2023年活躍紹介~

HORIBAは社是「おもしろおかしく」のもと、社員の成長とチャレンジマインドを大切にしています。アスリート社員が仕事をしながら競技を続け、自らの夢に向かってチャレンジできる環境を提供し、仕事と夢の両立を支援しています。

アーチェリー選手として世界を舞台に活躍するHORIBAのアスリート社員 林 勇気(はやし ゆうき)選手と安久 詩乃(あぐ うたの)選手。2023年は二人にとって成長を感じる年となりました。さらなる躍進にむけ日々競技と向き合う二人に、昨年の活躍を振り返りながら2024年の抱負を聞きました。

林 勇気選手

写真提供:全日本アーチェリー連盟

兵庫県出身。同志社大学卒業後、2007年堀場製作所入社。法務部所属。
2008年北京五輪、2016年リオ五輪でアーチェリー女子団体8位入賞。
 

【2023年の主な戦績】

  • 第52回全日本フィールドアーチェリー※1選手権大会 
    リカーブ※2女子優勝
  • 第71回全日本実業団アーチェリー大会
    団体戦2位
  • 第44回全日本社会人フィールドアーチェリー選手権大会
    リカーブ女子優勝
  • 特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」 
    京都府チーム アーチェリー成年女子・団体3位

-2023年の活躍を振り返って、どのような1年だったか教えてください

全日本社会人フィールド選手権大会の競技中の様子 (写真提供:全日本アーチェリー連盟)

2023年を振り返ると、フィールドでは全日本フィールドアーチェリー選手権大会で2年ぶりに2度目の優勝、また全日本社会人フィールドアーチェリー選手権大会で2連覇と納得のいく試合結果と内容で成長を感じた1年でした。また、ターゲットでは全日本ターゲットアーチェリー選手権大会においては残念ながら結果は振るいませんでしたが、3年ぶりに開催された特別国民体育大会※3にも出場することができ、団体3位という成績で京都府にも貢献できたことは嬉しかったです。

ターゲットとフィールド、両方の競技に取り組むことで相乗効果が生まれていると実感しています。ターゲット競技における平地でまっすぐ射つ技術がフィールド競技にも活かされています。フィールドは2024年に世界選手権が予定されており、その大会に向けてさらに技術を磨き、自分の知識をアップデートしながら試合に取り組んでいました。また、足場が平坦ではなく標的までの距離や傾斜がさまざまなため、ターゲットとは異なる技術が必要とされます。トレーニング方法の工夫や、試合前のアップ方法を見直すことにも注力しました。

特別国民体育大会 団体決勝トーナメント初戦の様子

-印象に残っている試合・場面などはありますか?

国体での3位決定戦、最後の1本です。最後の1本まで勝負がわからないほど点数が拮抗した状況でしたが、最終射手で満点の10点を射抜くことができ、なんとか3位を掴み取ることができました。

 

-仕事面ではどのような1年でしたか。
また、仕事と競技の両立で意識して取り組んでいることはありますか?

仕事面では、新しい業務内容にチャレンジさせていただき、充実するとともにこれまで以上に責任感を感じながら取り組んでいました。HORIBAグループ全体に関係する法務業務や社外関係者とのやりとりも増え、新しいことにチャレンジさせてもらえることは大変ありがたいことだと思っています。

両立する上で仕事と競技をしっかり切り替えておこなうことを意識しています。どうしてもうまくいかない時や辛い時もありますが、そんな時こそ周囲の応援がとても力になっています。社内でも温かい声をかけてもらえることがあり、感謝しています。
 

-最後に、2024年の抱負を聞かせてください

まずは、5月に予定されている全日本フィールドアーチェリー選手権大会で優勝、かつ8月の世界選手権大会の日本代表になることが目標です。また一方で、指導者としての勉強もしながらアーチェリーの魅力を少しでもいろいろな方に知っていただけるよう普及活動にも携われたらと考えています。子ども向けの体験教室も開催予定ですので、ぜひお越しください。

2023年3月に開催された「アーチェリー教室」で、講師をつとめる林選手

※1 フィールドアーチェリー:山の中や草原など自然の地形を生かして標的を設置したコースを回って行射する競技。弓の形状によってリカーブ、コンパウンド、ベアボウの3部門がある。
※2 リカーブ:リムの先端が逆反りした形状で、オリンピックと国民体育大会で使用が認められている弓。
※3 特別国民体育大会:2020年に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となり、特例で「特別国体」として3年越しに実施されました。

安久 詩乃選手

京都府出身。同志社大学卒業後、2021年堀場製作所入社。総務部所属。
2022年アーチェリーワールドカップ第3戦 パリ大会 リカーブ女子 優勝。

【2023年の主な戦績】

  • 第32回全日本室内アーチェリー選手権大会 
    リカーブ女子 2位
  • 第71回全日本実業団アーチェリー大会 
    団体戦2位
  • 第71回全日本実業団アーチェリー大会 
    リカーブ女子 2位
  • 特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」
    京都府チーム アーチェリー成年女子・団体/個人3位
  • 第65回全日本ターゲットアーチェリー選手権大会
    リカーブ女子 2位
  • 2024年ナショナルチームに選抜

-2023年の活躍を振り返って、どのような1年だったか教えてください

2023年前半は、4月にパリ五輪へつながる世界選手権の選考会があり、2月頃からお休みをいただき準備をしてきましたが、惜しくも5位という結果でパリ五輪出場が難しくなってしまいました。後半に入り、再びパリ五輪へのチャンスが訪れ、気持ちを切り替えて国内の試合を中心に集中して取り組んできました。

2年ほど前からスランプ状態が続き、その原因が分らず一人で悩むこともありました。このままではいけないと思い、普段の練習においても自分がどのようなことを考えているのか、試合になるとどうなってしまうのか、自己分析を意識して比較的規模の小さな試合にも毎週のように出場し、少しでも多くの経験を積むことを心掛けました。また、普段の練習場とは違う場所での練習や他の選手との交流も積極的におこない、自分にはない発想を得て、新たな発見をすることができました。出場する試合の数を増やすことで調子のいい状態で試合をする回数も次第に増えていき、成功体験を増やしていきました。

そうして、2023年10月に迎えた全日本ターゲットアーチェリー選手権大会では、2位入賞することができました。この大会へは高校生の頃から出場していますが、これまで入賞したことはなく、今回は優勝を狙って挑んだ大会でした。大会は2日間にわたって行われ、1日目の予選ラウンドで上位の選手だけが2日目のランキングラウンドに進むことができます。今回はギリギリのラインで予選ラウンドを突破し、2日目に進むことができました。そこから2位まで勝ち進めたのは、大会前に意識して取り組んできたことの成果だと思います。

全日本ターゲットアーチェリー選手権大会

-仕事面ではどのような1年でしたか。また、仕事と競技の両立で意識して取り組んでいることはありますか?

仕事面では、3年目に入り自ら考えて新しいことに取り組み、後輩を指導する機会もいただきました。遠征や練習で不在にすることもあるので、マニュアルを作成するなど、問題を先回りして考え、不在の時でも滞りなく業務がまわるように工夫しながら取り組みました。周りの人から、「この人なら大丈夫」と仕事を任せてもらえるような存在になりたいです。

競技面では、丸1日練習に時間を費やしている周りのナショナルチームの選手と自分の環境を比べないようにしています。仕事もアーチェリーも両立したいと思ってこの道を選んだのは私自身なので、会社や家族のサポートに感謝して、自分の目標に向かってがんばっていきます。そう思えたのも、身近に仕事と競技を両立しておられる、林さんがいらっしゃったからです。

令和5年度公益財団法人京都府スポーツ協会表彰を受賞した際の安久選手と林選手

-最後に、2024年の抱負を聞かせてください

2024年は私にとって勝負の年です。特に上期には、パリ五輪への出場枠を決める選考会があり、そこがまず一つ目の勝負になります。長く厳しい道のりになると思いますが、一生懸命がんばります。
アスリートとして勝負の年をがんばり抜く姿と社員としての姿をみて少しでも誰かの力になれれば嬉しいですし、応援したいと思ってもらえるような選手に自分も成長したいです。

 

競技と仕事の両立は、日々の努力の積み重ねと何より高いモチベーションの維持が必要です。林選手や安久選手のように前向きに突き進みひたむきに高みをめざそうとするアスリート社員の姿は、周囲の社員にも波及しシナジーを生み出すと考えています。HORIBAはこれからも競技と仕事の両方に全力で打ち込み、世界に挑み続けるアスリート社員を積極的に応援していきます。

 

 

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