広島大学で出前授業を実施~水質測定を通じた次世代育成~

HORIBAでは、「科学の発展を担う次世代の人財を応援したい」というおもいから、社員が講師となり、計測技術について学んでもらう出前授業を実施しています。
6月に広島大学工学部において水質分析計(pH、ORP(酸化-還元電位)、電気伝導率)の講義を、HORIBAグループで水・液体計測事業を担う株式会社堀場アドバンスドテクノが行いました。

講義には広島大学工学部 グリーンプロセス工学研究室に所属する学生11名が、座学と実機操作を組み合わせた約1時間半の講義に参加しました。まず、座学では、pH、ORP、電気伝導率の測定原理や精度よく測定するためのポイントについて説明しました。続けて実機操作では、卓上型pH・水質分析計LAQUA(ラクア) F-72を使用し、pH校正や電極のメンテナンスを行いました。

水や廃棄物の処理に関する研究に取り組むグリーンプロセス工学研究室では、排水のpH、ORP、電気伝導率測定にHORIBAの水質分析計を使用されています。今回の講義では水質分析計の正確な使用方法や精度の高い測定を行うための知識を学生の皆さんに伝えることを目的としました。

たとえば講義途中に質問時間を設ける、実機操作を入れるなど工夫をし、実機操作では学生の皆さんが積極的に操作方法を学び、実際に手を動かしながら操作方法や機器の特長を理解する良い機会になったと感じています。講義後のアンケートでは、「校正をする理由が分からなかったが、講義を通して理解できた」「これからpH計を使用するので、メンテナンス方法を学べたのがよかった」「実機操作を交えることで理解が深まった」などの感想をいただきました。

HORIBAは今後も「はかること」の重要性を伝えることで、若い世代の好奇心や探究心を育み、未来の科学技術を担う学生たちの成長を応援します。

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