HORIBAグループにおいて、「人」は最も大切な財産であり、すべての従業員の心身の健康を大切にし、明るく活気ある職場づくりを推進したいとのおもいを抱いています。これを受け、国内では2012年に経営トップより「『こころとからだの健康づくり』宣言」を発布しました。また、当該宣言を具現化するために「『こころとからだの健康づくり』に関する行動指針」を定め、「3つの予防」と「4つのケア」を設定し、職場のみならず家庭や地域等とも連携を取り、従業員一人ひとりのワークライフバランスを支援する体制を整えています。
※掲載内容は発布日時点の情報です。
(2012年5月7日)
HORIBAグループは社是「おもしろおかしく」のもと、従業員一人ひとりが生きがい、働きがいを持ち、充実した人生を過ごすために、こころとからだの健康を大切にし、明るく活気ある職場づくりを推進することを宣言する。
株式会社堀場製作所
代表取締役会長兼社長
堀場 厚
(2012年5月7日)
HORIBAグループは“こころとからだの健康づくり”宣言を具現化するために、倫理綱領、安全衛生規程、健康管理規程等に準拠した「3つの予防」と「4つのケア」に取り組む。
【一次予防】 心身の健康増進と病気やケガの発生予防を目指す。HORIBAグループ独自の取り組みやイベントを通じてコミュニケーションを活発にし、活力ある職場づくりを推進する。
【二次予防】 病気やケガを早期に発見し、早期治療や重症化予防のための措置を行う。健康保険組合や社外提携機関とも連携して、教育を実施し、安心して相談できる体制を整備する。
【三次予防】 不幸にして病気やケガが発生した場合、職場や社内外の健康管理スタッフは守秘義務を遵守し、業務復帰後の再発予防にとどまらず、本人と職場の不利益が最小限となるよう総力を結集して取り組む。
【PDCA】 社内健康増進部署はグループ安全衛生会議と連携して中期目標を設定し、一次予防、二次予防、三次予防のためのアクションプランと効果測定指標を策定する。効果測定指標の到達度を評価して、新たなアクションプランに反映する。
【セルフケア】従業員一人ひとりが自らの健康・ストレス状態に注意を払い、不調時は迅速かつ適切に対処する。
【ラインケア】 上司は、自由闊達でムリ・ムダ・ムラのない職場環境整備に注力し、日ごろから部下や関係者の就労状況、健康状態に目を配って不調者の早期発見に努める。
【社内の健康管理スタッフによるケア】社内の健康管理スタッフは、必要な情報やアドバイスを提供してセルフケア、ラインケアを促進するとともに、従業員一人ひとりの健康増進を支援する。
【事業場外の専門家によるケア】EAPサービスなどの社外専門機関と連携し、健康づくりや生活上のトラブル解決に必要な情報やアドバイスを従業員一人ひとりが守秘義務のもと気軽に利用できる体制を整える。
【ワークライフバランス】“こころとからだの健康”は、職場のみならず家庭や地域等を基盤とするものである。「4つのケア」を強化するとともに従業員一人ひとりのワークライフバランスを支援し、適宜ご家族と連携して健康づくりに取り組む。
株式会社堀場製作所
常務取締役 グループ安全衛生会議議長
佐藤 文俊
HORIBAにおける健康経営の推進目的、体制、施策実行などの内容をまとめています。
本社地区の統合健康診断において、婦人科検診の自己負担をなくす、事業所内健診時にマンモグラフィー検診バスを設置するなどの取り組みを行っています。また、本社以外の拠点の従業員も含め、統合健康診断に替えての人間ドック会社補助の全国一律化、指定健診会場の増加、社内産業保健スタッフによる健康診断結果を活用した保健指導などを実施し、健康診断の内容充実をはかっています。
職長・新入社員・各拠点に応じたメンタルヘルス教育、従業員向けのストレスチェック(法制化前の2013年から開始)、社内専属カウンセラー(臨床心理士、公認心理師)よるカウンセリング、EAP(Employee Assistance Program(従業員支援プログラム)活用推進などにより、HORIBAグループ従業員のこころの健康を積極的にサポートしています。
国内HORIBAグループ従業員、契約社員、パートタイマーなどに実施した定期健康診断、人間ドック、ストレスチェックテストの結果や問診票などから、数字をまとめています。
生活習慣の見直しと改善のきっかけづくりを目的として、2011年から「ヘルスアップチャレンジ」を実施しています。毎年3~5ヵ月の期間を設定し、運動の習慣化、禁煙など参加者自身がテーマを設定する活動や、期間中の歩数をランキング形式で競う「歩KING(あるきんぐ)決定戦!」により、従業員一人ひとりが楽しく主体的に参加できる仕組みを取り入れています。従業員への刺激となるよう全役員が参加するなど、多くの参加を促す工夫をしています。
食生活改善に向けた活動の一環として、2008年から、福利厚生担当、食堂業者(管理栄養士含む)、健康管理室などが連携して「給食委員会」を立ち上げ、食を通じた健康管理・増進活動に取り組んでいます。社員食堂ではカロリーを抑えたメニューの提供、従業員向けの栄養指導や食事指導、また地元の大学と連携し、食堂利用者の健康情報の解析等を行っています。さらに、野菜摂取量を増やすため、地産地消を推進し、京都や滋賀など各拠点において地元産の野菜を多く利用しています。
2012年、滋賀県高島市に自社農場「HORIBA Blueberry Farm “Joy & Fun”」 を開園しました。2.1haの農地ではブルーベリーや季節野菜、オーガニックコットンなどを栽培しており、ここで収穫した野菜や果物は社員食堂や研修所での利用のほか、ジャムやジュースなどに加工して当社独自のお土産物として活用しています。また、季節ごとに従業員と家族を招いた苗植えや収穫祭などのイベントを開催し、土に触れることで子どもたちへの五感教育や、イベントを通じた心身のリフレッシュとコミュニケーションの創出につなげています。