京都・大阪で子どもたちが科学の楽しさや環境を学ぶpH測定体験の授業を実施

HORIBAは未来の科学者育成と循環型社会の形成に貢献したいというおもいから、「はかるとわかる」をテーマに、分析・計測器を用いた体験型の出前授業を継続して実施しています。なかでも水・液体計測事業を担う株式会社堀場アドバンスドテクノは、HORIBA グループの創業製品であるpH(ピーエッチ)計を活用し、生活に身近な水をはかる出前授業を行っています。「はかる」ことが環境保全、資源の安全な再利用につながり、持続可能な社会の実現に幅広く貢献していることを伝えています。授業では、pHによって色が変化する紫キャベツの抽出液を使い、色の変化を観察しながらコンパクトpHメーターLAQUAtwin(ラクアツイン)でpHを実際に測定し、抽出液の色とpH値の関係を学びます。今回は、2つのイベントで出前授業を行いました。

学びEXPO2025 in KYOTO

9月7日に京都産業会館ホールで開催された学びEXPO2025 in KYOTOの体感エリアに出展し、未就学児から中学生までを対象にpH計を使った授業を行いました。
学びEXPO2025 in KYOTOでは、親子で楽しめる体験ゾーンやリスキリングセミナーなど多彩なプログラムが用意され、体感エリアだけでも30以上の企業・団体が出展しました。HORIBAブースでは19名の子どもたちに「はかるとわかる」を体感してもらいました。

 

 

一般財団法人大阪科学技術センター

9月14日に大阪科学技術館で開催された一般財団法人大阪科学技術センター(OSTEC)のイベントに参加しました。OSTECでは、定期的に子ども向けの実験教室を開催しており、大阪科学技術館にはHORIBAのブースが常設されています。今回、そのご縁から共同でイベントを実施する運びとなりました。
当日は合計32名の子どもが参加し、「はかるとわかる」を体感してもらいました。

 

どちらのイベントでも、抽出液の色と数値を見比べることで、「見える変化」と「数値としての違い」を結びつけて学びました。はじめに予想を立て、測定結果と照らし合わせ、なぜそのような結果になるのかを考えるという、科学的探究のプロセスを体験しました。未就学児には色の違いを楽しみながら安全に計測を体験してもらい、上級生には酸とアルカリのしくみやpHスケールの読み解きを深掘りしました。
当日の様子やアンケートからは、「楽しかった」「おうちでもやってみたい」といった声が多く寄せられ、短時間でも科学への興味をもってもらえたと実感しています。
今後もHORIBAは「はかる」体験の場を広げ、地域と連携した科学教育活動を継続していきます。

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