大阪・関西万博のパビリオン「いのちの未来」にブロンズパートナーとして協賛しているHORIBAは、分析・計測技術のソリューションプロバイダーとして、地球環境や人の健康を守ることにつながる研究開発の促進に、独自の「はかる」技術で貢献しています。
私たちはそんな「はかる」技術の魅力をさらに広げるため、誰でも簡単に「はかる」体験ができるアプリ「そらよみノート™」を大阪・関西万博の開催にあわせてリリースしました。リリースから3か月が経ち、世界各地から素敵な青空が届いています。
私たちは万博を通して、「はかる」技術の大切さや、「はかる」技術が身近に生かされていることを知ってもらいたいと考えました。「はかる」ことで「わかる」ことがたくさんあります。新しい発見につながる「はかる」楽しさを伝えたい、そして、万博パビリオンに訪れる人だけでなく、万博に興味を持たれている世界中の人と「はかる」ことを通して相互にコミュニケーションできる場づくりをしたいというおもいがありました。そのおもいを「そらよみノート」に託し誰にとっても身近な「空」を対象に、「はかる」楽しさを発信しています。
「そらよみノート」を使えば、誰でも簡単に空の青さを「はかる」ことができます。自分の頭上にある空をスマートフォンカメラで撮影し、撮影した空の色を、サイアノメーターではかります。空の青さとともに、空を見上げた時に感じた気持ちもあわせて記録することができます。この記録を続ければ、自分だけの空と気持ちの相関を発見し、楽しむことができます。また、投稿した空は他の投稿者の空と比較することや、地域や時間ごとに分類することができ、測定データを見比べるように、お気に入りの空や自分なりのパターンを見つけることができます。
「そらよみノート」のアイディアに行きつくまで、私たちは「はかる」技術の体験をより身近に、わかりやすく提供するためのツールについて議論を重ねました。それにより採用されたのが、18世紀末にオラス=ベネディクト・ド・ソシュールが考案したサイアノメーターです。
サイアノメーターは空の青さを定量的に測定するものです。濃い色から淡い色へとグラデーションする青色の測定ゲージを使って、目視で空の青さをはかります。このサイアノメーターを使い、空の青さを「はかる」ことにより、先人たちは大気中の粒子や水滴、氷の結晶の量によって空の色が変わることを明らかにしました。この古から使われている科学的手法を「そらよみノート」として現代に活かすことで、誰でも簡単に空の色を測ってシェアする楽しさを提供しています。
「そらよみノート」の名前の由来は古典文学にあります。「そら」に「気持ち」の意味があり、「空・気持ち」を「読む」という表現がされています。空を撮影し、その時感じた気持ちを自由に心のノートに記録し、それをシェアすることで、世界中の人々とつながれるのです。

同じ「ゲージ20」に感じる青も、並べ比べると場所や時間によって違うね!
「そらよみノート」の魅力は、気軽に空を「はかる」ことができることです。「はかる」ことで「わかる」、「わかる」ことでワクワクが生まれる瞬間をHORIBAは大切にしています。世界中のさまざまな空を眺めながら、いのちのつながりを感じることができます。さあ、皆さんも「そらよみノート」で、青空の色やその下で感じた気持ちを共有し、ワクワクする「はかる」体験を楽しみませんか?
「そらよみノート」はリンク先からアクセスできます。皆さんの参加を心からお待ちしています。
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