米国でのワクワクオープンハウス – 「はかる」や科学の楽しさを学ぶ

4月24日、ホリバニュージャージーオプティカルスペクトロスコピーセンター(HORIBA New Jersey Optical Spectroscopy Center)にて、家族の職場を見学するオープンハウスを開催し、3歳から12歳、30人の子どもたちが参加しました。
当施設は、HORIBAグループにおける米国の科学分析・計測機器の開発、生産拠点です。ここでは、カーボンナノチューブなどの材料研究やバイオ分野の先端研究で使われる蛍光分光分析装置をはじめ、光分析に関わる回折格子や分光器、検出器の開発、製造、販売を行っています。
HORIBAが取り扱う製品には、科学犯罪捜査に使用される科学分析機器も含まれています。オープンハウスでは、HORIBAの製品や「はかる」技術がどのように社会の役に立っているかを、科学犯罪捜査の疑似体験を通して子どもたちに紹介します。子どもたちはラボを探検しながら、科学者やエンジニアとして働く家族の姿を見学しました。

科学犯罪捜査、 “The Great Bank Mystery”

子どもたちは、自分の名前が刺繍された小さな実験用白衣を身に着け、科学者に扮し、好奇心いっぱいで犯罪を捜査しました。

小さな科学者、そして刑事たちは、Jacob社員の指導のもと、きらきら目を輝かせ、ワクワクしながら蛍光分析計でこぼれたソーダを分析し、科学捜査用ライトで指紋をみつけ、科学捜査を行いました。ラマン分光法でファイバーをしらべ、蛍光X線分析でガラスの破片を特定するなども全て初めての体験です。
子どもたちはチームになって、いくつかある手掛かりから謎を解こうと奮闘し、宝石のサンプルをラマンレーザーで調べました。終始笑顔いっぱいで、ワクワクの連続です。「はかる」と「わかる」ことを、主体的に楽しく学ぶことができました。
犯罪を解決したご褒美として、子どもたちにはお菓子とジュースが振舞われました。

ラボを探検する子どもたち

科学捜査の後はラボを探検し、お父さんやお母さんが開発・サポートした製品を支えている科学者やエンジニアに会いました。そこで、HORIBAの社員がプロフェッショナルとして、チームワークや「ほんまもん」の精神を大切にしながら、情熱的、献身的に働いている姿を目にしました。

私たちはどんな小さな経験からでも、大きなアイデアの種を撒くことができると信じています。この日に感じた驚き、お父さんやお母さんを通して触れた「ほんまもん」の精神、自分たちの力で物事を解決した経験は、新たな成長のきっかけになったと思います。今後もHORIBAは子どもたちの科学的探究心や主体的な学びをサポートしていきます。