HORIBAを選ぶ理由

HORIBAは 、2050年カーボンニュートラルの実現に向け「ほんまもん」の技術・ソリューションを追求し、お客様の課題を「はかる」で解決することで貢献していきます。

HORIBAは、分析・計測を通じて社会課題の解決に貢献することを変わらぬ使命とし、オンリーワンの技術を日々追求しています。その技術を応用した独創的な製品、質の高いサービス、付加価値のある情報を組み合わせることでソリューションとして展開し、さらにグローバルを舞台に徹底的に磨き上げる。お客様が心から信頼できる「ほんまもん」のソリューションとそれを生み出す独自の企業文化により、多くのお客様や研究機関・政府機関から課題解決のパートナーとして選ばれています。

目次


HORIBAが描く 2050 カーボンニュートラルのイメージ

これは、世界全体がめざす2050年カーボンニュートラル社会の実現において、HORIBAとしての実現イメージを絵で表現したものです。

私たちは、CO2も将来には水と同様に循環し続ける世界になると考えています。このとき水素はその媒体として重要な役割を果たします。水素と再生可能エネルギーを軸にした水とCO2の循環、これらのバランスをとりながらカーボンニュートラル社会を実現していきます。

この循環をあらゆる場面において「はかる」技術で見える化し、お客様にソリューションとして提供していく。これが「2050カーボンニュートラル」を実現する世界に向けたHORIBAの貢献です。


HORIBAのあゆみ 環境問題とエネルギー効率

HORIBAには、「環境問題の解決」と「エネルギー効率の向上」をミッションに分析・計測技術を磨き上げてきた過去の長い歴史と実績があります。これらは今日の課題である「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」にも引き継がれており、このあゆみがあるからこそ、HORIBAがイメージする水やCO2の循環によるカーボンニュートラルの実現に貢献できると考えています。

HORIBAは、創業当初から70年以上にわたり、分析と計測を通じた大気汚染や水質汚濁などの環境問題の解決から、自動車の燃費改善や発電所の効率的な運転をはじめとする各産業分野での生産性向上まで、エネルギー効率の向上にも大きな役割を果たしてきました。

例えば、1957年に赤外線ガス分析技術を使用した国産初の工業用ガス分析計「GA-1」は、化学工場の生産性向上に活躍しました。大気汚染が新たな社会問題となった時代では、1966年に開始した米国での自動車エンジンからのCO排出濃度規制に先駆け、1965年には赤外線ガス分析技術を応用した国産初の自動車排ガス分析計「MEXA-1」を発売し、各国での自動車排ガスの低減や規制に貢献しました。同じく大気汚染のもうひとつの発生源であった工場や発電所からの煙道排ガスの監視や各国の大気モニタリングでも、専用の赤外線ガス分析計を開発し、ノウハウが組み込まれたガスサンプリングとともに提供することで、大気汚染の問題解決に活躍しました。

こうして、お客様とともに環境問題に取り組むことで、HORIBAの技術力・エンジニアリング力はグローバルに評価され、エネルギー効率の向上に関しても新たなソリューションの要望に対応してきました。私たちは今後も変わらず、お客様と時代が求めるベストソリューションを提供してまいります。

 

関連リンク >>
HORIBA 技術情報誌 “Readout” 環境関連技術 
HORIBAグループの歴史・沿革 

日本初の自動車排ガス測定装置 MEXA-1

日本初の自動車排ガス測定装置 MEXA-1

日本初の工業用赤外線ガス分析計GA-1

日本初の工業用赤外線ガス分析計GA-1

1953年1月 株式会社堀場製作所 創立

1953年1月 株式会社堀場製作所 創立


HORIBAの強み「ほんまもん」

HORIBAは、創業当初より常に「ほんまもん」であることにこだわり続けてきました。「ほんまもん」とは京都の言葉であり、偽物ではないということを示す「本物」であることを超えて、一流であり、人の心に触れて感動やひらめきを与え、揺るぎない信頼をもたらすものであるという意味が込められています。HORIBAグループ創業の地である古都、京都が持つ長い歴史の中で育まれてきたこの精神は、「ひとまねをせず」「ごまかしをせず」自社の強みを徹底して磨きあげることで、それぞれの市場で圧倒的な優位性を発揮し成長してきた、多くの京都企業にも通じる経営哲学でもあります。

その技術が「ほんまもん」であるか、自分のやりたいことが本当に人や社会に価値をもたらすものであるかを常に自問自答することで、社是である「おもしろ おかしく」を体現しながら、短期的な利益や表面的な視点に捉われることなく真摯に技術やお客様と向き合うことで、その成果が結果として社会貢献につながる。そこを評価いただくことでまた存続していく。HORIBAは、そうした幸福でサステナブルなビジネスモデルをめざしています。

ほんまもん1. コア技術

「ほんまもん」の根幹を支えるのは、私たちが「コア技術」と呼ぶ、基盤技術を磨き上げ他社とは一線を画するレベルにまで昇華させた独自技術です。コア技術を応用した世界初・国内初の製品、世界でオンリーワンの製品、各市場でのトップレベルの性能・品質を持つHORIBA製品は、さまざまな産業や市場の課題解決に貢献しています。

このコア技術は、電気化学を用いたpHメーターにはじまり、赤外線やX線などを用いた様々な分析・計測技術を蓄積しながら、液体、気体、固体へと分析対象を拡大してきました。特に、分光分析技術は200年を超える歴史を誇り、今も世界の最先端の研究シーンで活躍しています。

 

「コア技術」の育成

コア技術が組み込まれた製品が、最高のパフォーマンスを発揮すると同時に高い品質を維持するためには、センサーや検出器等のパーツの自社生産も必須です。コアパーツの生産はノウハウのかたまりであり、自社設計の製造装置や施設を使用し、特殊技能やスキルを身に着け厳しい社内試験に合格した製造メンバーによって日本だけでなく世界中のさまざまな拠点で生み出されています。pHメーターで使用されるガラス電極、ガス分析計で使用される検出器、分光分析計のグレーティングなど、HORIBAのコア技術とコアパーツは一体です。さらにコアパーツをカスタマイズすることで、お客様のニーズや現場環境や測定対象の特性に合わせた分析・計測が可能になります。

マイスターによる特殊pHメーター用ガラス電極製造

ガス分析計のコアパーツ

ホログラフィック平面グレーティング

また、実際の分析・計測作業において重要となる、色々な測定環境下にある気体・液体・固体状の試料を、十分に性能を発揮できる状態にして分析計に渡す「サンプルハンドリング」や、測定されたデータを的確に解析する「データハンドリング」など、これらの高度なスキルもコア技術として培っています。

「コア技術」の強化

HORIBAは、これまでに世界的に著名なブランドを持つ数々の企業をグループ傘下に収め、事業規模の拡大とコア技術の強化を行ってきました。その多くが傘下となった企業からのオファーを受けてのM&Aであり、それは「ほんまもん」のコア技術を持っていた企業が、「ほんまもん」の精神に心より共感してくれたからこそにほかなりません。

下記は、分光分析のコア技術強化の例です。


200年を超えて培われた高度な分光分析技術

1819年の創業以来、約200年の歴史を誇るHORIBA JOBIN YVON(現ホリバ・フランス社)は、オーギュスタン・ジャン・フレネル(フレネルレンズの開発者)、フランソワ・アラゴなど歴史に残る著名な科学者たちと協力して数々の光学分野の製品を世に送り出してきました。現在は、ラマン分光分析装置や、蛍光X線分析装置などの光学分析装置を、最先端科学技術分野に供給しています。これらの装置は、各国の研究開発機関や大学などの専門分野において高い市場シェアを獲得し、世界の最先端研究機関で採用されています。また、フランス理工系最高教育機関であるエコール・ポリテクニークとの共同プロジェクトを通じた製品開発など、積極的な産学連携にも取り組んでいます。

さらに、HORIBA独自のグレーティング(回折格子)は、NASAのさまざまな宇宙プロジェクトに貢献したほか、CEAをはじめ国内外の放射光施設で採用されるなどの実績も積み重ねています。

こうした分光分析技術をはじめとするHORIBAの高度な材料分析技術は、電池や触媒といったカーボンニュートラルに貢献する各種材料・素材のイノベーションにも寄与しています。

関連リンク >>

●「ホリバ・フランス社のグレーティング、ノーベル博物館に展示
●「NASAよりアワード受賞

 

ユーザー事例 >>


ほんまもん2. ソリューション創出環境

「びわこ自動車計測テストセンター E-LAB」

びわこ自動車計測テストセンター E-LAB

HORIBAは、「自動車」「環境・プロセス」「医用」「半導体」「科学」の5つの事業セグメントを軸にコア技術を応用し、それぞれの市場に最適化された独自の分析・計測ソリューションを提供しています。

課題の実体験と理解

しかし、各市場別に最適化されたコア技術の組み合わせだけでは、お客様の多様化・細分化された課題を解決できる「ほんまもん」のソリューションを創出する原動力としては不十分です。できるだけお客様の現場に近い環境を、市場別に用意し、その中でHORIBAのエンジニアがお客様の課題を実体験として理解する。この理解に加え、現場に近い環境で繰り返される試行錯誤がソリューションに対する深化を生み出し、「ほんまもん」のソリューションの創出につながります。

例えば「自動車」分野では、HORIBAはお客様の開発施設と同じように、自動車・エンジンの排ガス評価用の開発設備をはじめ、バッテリー、燃料電池、モーターなどのコンポーネントから、完成車両までを評価するラボを建設し運用しています。これにより、お客様の研究開発を受託するエンジニアリングやコンサルティングの提供も可能になりました。

市場環境の変化に対応できる組織

さらに、時代の潮流によって、この5つの事業セグメントは明確な境界線を持たなくなってきています。例えば、カーボンニュートラルの実現に立ちはだかる課題に対しては、市場を自動車、環境、科学などで分けるのではなく、「エネルギーと環境」という新市場でとりまとめ、新たなソリューションを創出していく必要があります。

2022年、分析・計測のコア技術を結集したソリューションを提案する新たな組織を、グループ会社や事業セグメントの枠を超えて立ち上げました。この組織を中心に、HORIBAが新たな市場としてとらえた「Energy & Environment」「Bio & Healthcare」「Materials & Semiconductor」の3つ分野に対して、「ほんまもん」のソリューションを創出していきます。


ほんまもん3. アカデミア・社会連携

HORIBAの技術の発展を支えてきたものの一つに、国内外を問わず強化してきた大学や研究機関との連携があり、これも「ほんまもん」を支える原動力となっています。HORIBAは、これからも社内でのコア技術の強化継承とともに、社外との協業を推進することでオープンイノベーションを実現し、自社だけの利益にとらわれず産業界全体を活性化させることをめざして、新たな技術やビジネスの創出に積極的に取り組んでいます。

また2022年現在、HORIBAは世界中で50を超える活動拠点によるグローバルネットワークを確立し、それぞれの拠点において「ほんまもん」を提供できるよう、ローカルのニーズを満足できる技術の開発・エンジニアリング・サービスを追求し続けています。こうした活動の継続は、各国の政府や権威あるアカデミアからの信頼を獲得し、数多くのパートナーシップや技術協力プロジェクトが生まれています。

詳しくは、「グローバルパートナーシップ」ページをご参照ください。


ほんまもん4. 若手研究者の奨励・育成

「堀場雅夫賞」は、堀場製作所の創業者である堀場雅夫の名を冠して2003年に設立されました。HORIBAはこの賞を通じて、分析・計測の重要性を広く社会に理解いただくとともに、この分野で地道に新しい領域を開拓されている特に若い研究者を支援できることを願っています。 

2022 堀場雅夫賞では、「カーボンニュートラル社会に向けた水素の利活用に貢献する分析・計測技術」をテーマに、下記の2つを対象に募集を行い、3名の受賞者ならびに2名の特別賞受賞者を決定いたしました。 
①水素製造プロセスの低価格・低エネルギー化(水素キャリアへの変換も含む)の実現に寄与するもの 
②水素の利活用を起点に、CCUS(carbon dioxide capture, utilization and storage)などのカーボンニュートラル実現に寄与するもの 

受賞テーマおよび受賞者一覧 は こちら>> 

 

2022 堀場雅夫賞

 

インフォメーション

グローバルパートナーシップ

グローバルパートナーシップ

HORIBAは各地域で拠点の整備を進め、各国政府の大型プロジェクトや権威あるアカデミアとのプロジェクトのパートナーに選ばれています。その実例の一部をご紹介します。

カーボンニュートラル社会実現に向けた各国の動き・ニーズ・戦略・技術的期待

カーボンニュートラル社会実現に向けた各国の動き・ニーズ・戦略・技術的期待

HORIBA独自の活動や視点を通じてとらえた、最新のエネルギー動向をBlog形式でご紹介します。 

FC EXPO 2023

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3/15~3/17 開催のスマートエネルギーweek内 FC EXPO 2023 におけるHORIBAブースの出展内容をご紹介します。

エネルギーTOP

HORIBAは、それぞれのエネルギー源を最適な方法で、高効率・低排出、かつ少ないエネルギーロスで運用し、かしこく「つくる」「ためる」「つかう」新時代の到来を実現すべく、分析や計測の側面から総力を挙げて取り組んでいきます。 


分野別 分析・計測ソリューション

エネルギーの新たな利活用技術

水素エネルギー製造・利用

水素エネルギー製造・利用

水素・アンモニアなどを媒体とするエネルギーの製造・利用に役立つ、HORIBA独自の幅広い「はかる」技術

CO2の循環

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CO2を発生源から回収し、資源として有効活用するための様々なプロセスに「はかる」技術で貢献

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エネルギー利用の最適化

研究開発現場におけるエネルギー消費量を「見える化」し、最適な利活用へと繋げる「エネルギーマネジメントシステム」の構築

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