社内研修でボードゲームを通じて水の循環などについて学ぶ新入社員
生活や社会を支えるために欠かせない資源の一つである「水」は、地球に息づく自然と多様な生態系を守り続けるためにも、無くてはならない存在です。
HORIBAグループの水・液体計測事業を担う株式会社堀場アドバンスドテクノは、水資源やその水質を守る大切さを世の中に伝えるため、水の循環をテーマにしたボードゲームを製作しました。その名も「Water Cycle Game(ウォーターサイクルゲーム)」※です!
Water Cycle Gameは、プレイヤー全員で協力して目標達成をめざすボードゲームです。3~5名のプレイヤーが順番にサイコロを振り、「まち」を巡りながら限りある水資源の重要性と持続可能なまちづくりの必要性を学びます。制作には数多くのボードゲームを手がけられてきたタンサン株式会社様(京都市)にご協力いただきました。
新入社員研修でボードゲームに興じた社員からは、「どうしたらゲームをクリアできるか活発に意見が飛び交い、チームで楽しめた」、「『まち』を活性化させると環境に負荷を与えているという構造を理解できた」といった声が聞かれました。
今後、Water Cycle GameはHORIBAの社員研修に加え、学生向けの出前授業などで活用する予定です。
約5年の歳月を経てついに完成しました!社員の発案でボードゲーム好きが集まり、水環境について学びながらも「面白さ」を重視したボードゲームづくりの検討が2020年にスタート。小学生から大人まで幅広い世代が楽しめるものを開発するため、試行錯誤を重ね、時にはボードゲームの構成全体から見直すこともありました。京都大学フィールド科学教育研究センター 徳地 直子教授と研究室の学生にもテストプレイに協力いただき、フィードバックを改善に生かしました。
実際に、小学生が笑顔で楽しそうに「Water Cycle Game」で遊ぶ姿を見て、非常にやりがいを感じました。本ボードゲームを通じて、HORIBAや水の循環について関心をもち、また、私たち一人ひとりの行動が、巡り巡って皆さんの暮らしや環境に影響を与えていることを体感してもらえたら嬉しいです。
ボードゲーム開発メンバー
※ Water Cycle Gameは小学生の高学年以上が対象です。
今後も堀場アドバンスドテクノは、限りある水資源の重要性を発信してまいります。
▼ 水の循環について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください
国土交通省YouTubeチャンネル:「水」のおはなし - YouTube
▼ HORIBA Talk:
・「水」計測ビジネスを通じた持続可能な社会の実現に向けて - HORIBA
・シチズンサイエンスを活用した大規模水質調査「山の健康診断」に技術協力 - HORIBA

