水環境や他の領域において主要分析対象を検出するためのホウ素ドープダイヤモンド電極の開発

Tania Louise READ* | |   技術論文

*ウォーリック大学 化学科

溶存酸素とpHは,分析科学において最も重要な要素の一つであり,環境をはじめとするさまざまなプロセスに影響を及ぼす。これらの重要性は二つの側面を持つ。一つ目は,これらの測定が特定の環境の状態を把握する上で不可欠である点である。二つ目は,これらを制御することが,例えば pH に依存する重金属などの潜在的汚染物質の毒性など、環境保全のために管理する上で有効な点である。電気化学測定は,比較的簡便で低コストかつクリーンな分析手法であるが,従来の電極材料は,汚れの蓄積や化学的・物理的な劣化により,長期的な現場測定において課題を抱えることが多い。本研究では,ホウ素ドープダイヤモンド電極材料の堅牢な特性を活用し,溶存酸素,pH,重金属といった重要な環境分析対象の測定および制御方法を検討する。特に, 重金属測定では, 測定前のサンプル前処理の必要ない分析方法を検討した。