HORIBAグループでは、「HORIBAグループ安全宣言」に基づき、定められた方針や年間計画に沿って、労働安全の推進に向けたさまざまな活動を展開しています。
国内のグループ会社では、厚生労働省が主唱する「全国安全週間」(毎年7月1日~7日)に合わせて、「HORIBAグループ安全強化期間」を設定しています。2025年は、「労働災害事故ゼロ・交通事故ゼロ」の実現を目指し、例年よりも早い5月1日から開始し、7月11日までの延長期間で実施しました。この期間中は、すべての従業員が職場の安全活動に積極的に参加し、安全意識のさらなる向上を図ることを目的としています。
各社・各拠点では、経営トップによる安全パトロールやリスクアセスメントの推進に加え、新たな取り組みとして、各社の経営トップによる「安全宣言ポスター」を作成しました。「トップダウンで安全づくりを醸成する」「作業所内、作業者同士の安全コミュニケーション」をスローガンに掲げ、全職場において従業員一人ひとりが安全の重要性を再認識し、「災害・事故を起こさせない」という強い意志をもって、災害防止に取り組んでいます。

また、防災の日(11月9日)に合わせて、11月には「HORIBAグループ防災ウィーク」を設定し、全ての職場で防災をテーマに職場点検や教育を実施しています。なお、総合防災訓練もこの時期に実施しています。
法令及び労働安全管理方針に基づく、各種労働安全教育を実施しています。安全衛生教育においても、社内大学である「HORIBA COLLEGE」のプログラムとして実施しています。
職長教育では、一方通行の講義ではなく、社内の労働災害やヒヤリハットの事例を活用してグループ討議を中心とする内容としています。また、安全運転講習では、全ての社有車に搭載しているドライブレコーダーの映像を使い、業務と通勤で自動車、二輪車、自転車を運転する全員に年に1回の講習受講を義務づけています。
社内に自衛消防隊を組織し、定期的に訓練を実施しています。また、非常時教育として、防火防災訓練、AED普通救命講習を実施しています。総合防災訓練や全拠点内の防災備蓄品の内容・数量・保管方法等の見直しを行い、地震などの災害時にも従業員の安全確保と事業継続への備えを徹底しています。
社有車に運行管理システムを搭載し、安全運転管理を徹底しています。また、優良ドライバーへの安全運転表彰や、事故を起こす可能性の高い従業員への個別教育、睡眠時無呼吸症候群簡易検査などの健康管理サポートなども実施し、安全運転への意識付けを行っています。
| 国内グループ合計 | 死傷者数(人) | 労働損失日数(日) | 度数率※1 | 強度率※2 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年 | 5 | 94.5 | 0.67 | 0.0128 |
| 2023年 | 2 | 53.0 | 0.26 | 0.006 |
| 2024年 | 1 | 2.0 | 0.13 | 0.002 |
2022年までは㈱堀場製作所単体の数字を記載していましたが、2023年より国内HORIBAグループ合計の数字を記載しています。
なお、国内HORIBAグループには、㈱堀場製作所、㈱堀場エステック、㈱堀場テクノサービス、㈱堀場アドバンスドテクノ、㈱ホリバコミュニティが含まれます。
※1 度数率:100万延実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表す。![]()
※2 強度率:1,000延実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表す。![]()
2024年国内HORIBAグループIMS目標・結果
◎:達成、〇:一部未達、△:取り組み中
| 活動カテゴリ | 目標 | 目標項目/目標値 | 活動内容 | 結果 |
| 安全 | 安全宣言行動方針および計画の確実な実行 | 工場設備安全: 【中期目標】リスクアセスメント及び安全対策の実施による事故ゼロ 【2024年目標】リスクアセスメント及び安全対策の実施により、リスクレベルⅣ~Ⅴをゼロにする | 危険源の特定および危険源に人が接する作業の洗い出し強化 | ○ |
|---|---|---|---|---|
| 労働災害防止: 【中期目標】業務上災害・通勤途上災害ゼロ 【2024年目標】過去の発生事故から是正処置、再発防止策の100%実施 | 社内事例の集約と共有 全社員を対象とした基礎教育の強化 | ○ | ||
| 製品安全: 製造者責任によるSA/Aランクの事故ゼロ | 設計検証プロセスの強化 設計課題に対する是正と再発防止の徹底 | ○ | ||
| 現場・サービス安全: サービス要員事故ゼロ | 社内事例の集約と共有 安全教育の拡充 | ◎ | ||
| 交通安全: 【中期目標】交通事故ゼロ 【2024年目標】HORIBA交通安全システムの運用により、駐車場事故ゼロ、人身事故ゼロ | 社内事例の集約と共有 警察OBによる各拠点での教育実施 | ○ | ||
| 衛生 | 働き方改革でサステナブルな職場の実現 | 労働衛生:排ガス・排(廃)液・有害物質・放射線・化学物質等による人の健康障害ゼロ | 事故情報の横展開、KY・リスクアセスメントの実施 | ○ |
| 健康増進:生活習慣病予備軍の減少 健康診断 二次検査受診率の向上 | 保健指導の実施や、社内禁煙に向けたアクションの強化 | ○ | ||
| メンタルヘルス: ストレスチェック受検率の向上 高ストレス者の低減 職場の総合健康リスクの低減 | ストレスチェックの解析結果に基づきセミナー実施などの対策を推進 | ○ |
2025年国内HORIBAグループIMS目標
目標:変化へのスピーディーな対応で信頼されるソリューションプロバイダーへ
| 活動カテゴリ | 目標 | 管理項目/管理値 |
| 安全 | 安全宣言行動方針および計画の確実な実行 | 工場設備安全: リスクアセスメント及び安全対策の実施による事故ゼロ 【2025年目標】リスクアセスメント及び安全対策の実施によるリスクレベルⅣ~Ⅴをゼロ |
| 労働災害防止:業務上災害・通勤途上災害ゼロ 【2025年目標】過去の発生事故から 是正処置、再発防止策の100%実施 | ||
| 交通安全:交通事故ゼロ 【2025年目標】HORIBA交通安全システムの運用により、駐車場事故ゼロ、人身事故ゼロ | ||
| 製品安全: 製造者責任によるSA/Aランクの事故ゼロ | ||
| 衛生 | 働き方改革でサステナブルな職場の実現 | 労働衛生:排ガス・排(廃)液・有害物質・放射線・化学物質等による人の健康障害ゼロ |
| 健康増進:健康診断 二次検査受診率の向上、生活習慣病予備軍・ハイリスク者の減少、喫煙対策・禁煙支援策の拡充 | ||
| メンタルヘルス:ストレスチェック集団解析結果の改善 -ストレスチェック受検率の向上 -個人:高ストレス者の低減 組織:総合健康リスク値120以上の部署の低減 |
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