国内最高峰カレンダー展で金賞・特別賞をダブル受賞

HORIBAカレンダー2013が、国内では最高峰の全国カレンダー展にて金賞(一般の部)と特別賞(日本製紙連合会賞)の二つを受賞しました。本作品は、江戸時代に目を見張る程の描写技術や色彩感覚を駆使し、細部にわたり細かく描かれた鳥たちを、和紙をイメージした背景に365日分レイアウト。華やぎ始めた当時の風合いを感じて戴けるカレンダーです。「先人から学ぶ知恵」といわれますが、現代と違い何も無かった時代に技法や顔料をあみだし、創意工夫して描く先人達から現代の我々も学ぶべきというコンセプトから本作品は生まれました。また本シリーズは1994年から続くロングシリーズでもあり、鳥の卵や木の葉、鉱石や絶滅危惧動物等を素材にするなど、365日楽しんでいただき、一般の方々を含め広く親しまれているカレンダーでもあります。

 

受賞作品「憧れの翼」について

工芸品の意匠として、絵画制作のためのスケッチとして、あるいは博物図譜として、江戸時代には多くの鳥たちが描かれています。そこには日本人にとっては身近な鳥たちに加え、海外からもたらされた珍しい鳥たちや、空想の鳥も含まれています。
本カレンダーでは、大空を自在に羽ばたくことへの憧れ、そしてまだ見ぬ世界への想いを込めて描かれた「江戸の鳥」をテーマとします。