北京事務所を大学・研究所集積地区へ移転

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中国学術界と連携強化で技術交流を活性化

当社は中国子会社の堀場(中国)貿易有限公司は、清華大学や北京大学、研究機関が集積する海淀区中関村へ北京事務所を移転し、9月9日に当社の堀場社長出席のもと、開所式典を開催します。中国では大学や研究所との共同研究や事業化が活発に行われており、商業地の朝陽区から事務所を移転することで、中国学術界との共同研究をより活発化し、製品や仕様の現地化を推進するなど中国事業の強化をはかります。

当社は中国において、2012年に北京市の分析・計測に関する公的な研究機関「北京市理化分析測試中心」と共同研究開発センターを設立し、2013年には清華大学環境学院と「中国の環境監視システムの構築」を目的とした共同研究を行ってきました。中国では研究機関と民間企業との共同研究や事業化が活発化しており、科学分野の分析機器の販売に強みを持つ北京事務所を、公官庁や大学、研究機関との交流の中核拠点として位置付けます。研究機関の集積地である地の利を生かして、各種分析、測定手法等の標準化や各種規制関係のいち早い情報収集することで、製品や仕様の現地化を一層推進します。

新事務所ではユーザーとの交流機能を拡充させており、特に分析アプリケーションセンター(製品デモルーム)に従来の3倍の面積を確保して科学、環境、医療等各分野の最新製品を揃えています。隣接して設けた最大50名収容可能なセミナールームも合わせて、技術交流機能を強化しています。

北京市海淀区中関村は、研究開発型企業やIT、教育、金融など次世代を担う先進的な企業が集まり、公園や歩行者道路なども整備されており、恵まれた環境の中で、研究開発型企業としての事業発展をめざします。

 

新北京事務所の概要

1996年に当社で初めて駐在員事務所を北京に開設。2004年に設立した中国販売子会社に所属し、政府機関や大学、研究機関向けに分析・計測機器を販売する中国市場の重要拠点。

住所北京市海淀区海淀東3街新東方南楼12階
床面積1,455㎡
責任者林奨(北京分公司総経理)
従業員数約80名
事業

全5事業(自動車、半導体、科学、医用、環境)

所属部隊

営業、サービス、エンジニア、事務など

設備分析アプリケーションセンター、セミナールーム、会議室、事務室
稼働製品粒子径分布測定装置、光学分析装置、血液検査装置など

 

堀場(中国)貿易有限公司の概要

1996年に北京で駐在員事務所、2001年に上海駐在員事務所を開設。2004年には、前身となる現地法人の販売子会社の設立に合わせて駐在員事務所を吸収。2012年に現在の社名に名称変更。同社は上海に本社を構え、北京や広州など13都市に事業拠点を置く。特に中国最大経済都市の上海には、自動車産業地区に自動車試験センターを設置しており、主力の自動車事業をはじめ、半導体、科学、医用、環境の全5事業を展開する。

本社住所上海市外高橋保税区富持東一路438号天馬大楼5楼D部位
資本金11,800,000ドル(2013年末)
従業員約250名(2013年末)
総経理中村忠生(当社ジュニアコーポレートオフィサー)