文部科学大臣発明奨励賞を受賞

2015年10月22日


当社は、公益社団法人発明協会が主催する平成27年度近畿地方発明表彰において、高効率エンジンの研究開発向けの”内燃機関のEGR率(*1)測定装置”に関する特許技術で「文部科学大臣発明奨励賞」を受賞しました。同装置は、エンジンから排出された排ガスを高精度かつ高速応答で測定し、EGR率を算出します。また、運搬しやすい小型サイズを実現し、設置場所の自由度を高めます。当社は本発明技術を通じて、今後もエンジン開発の効率化に寄与します。

内燃機関のEGR率測定装置について

       
EGR率測定装置 外観       EGR率測定 イメージ  

本発明は、EGRシステムを搭載した内燃機関のEGR率を測定するEGR率測定装置に関する技術です。排ガスの抽出ポイントから分析計までの排ガス流路を加熱して結露を防止することで、排ガス中の水分によるCO2濃度の干渉影響を排除することができ、従来排気導入ラインで必要とされた水分除去機構が不要となりました。本受賞に際して、この吸気側及び排気側のCO2濃度を高精度に測定し、EGR率の測定精度を向上させる新たな技術が、高く評価されました。
また、水分除去機構が不要になったことで流路長を短くでき、吸気導入ライン及び排気導入ラインの構成を等しくすることで、高速応答かつ高精度なEGR率の測定が可能になりました。部品点数の削減などにより、容易に移動できるような小型化も実現しました。

用語解説

(*1)EGR(排ガス再循環:EGR:Exhaust Gas Recirculation)率
排気管からのガス再循環量と、再循環量も含めた吸気量との比率。

関連情報

技術情報:加熱NDIR計を用いた過渡運転時のEGR率計測装置の開発

製品紹介:エンジン排ガス測定装置「MEXA-ONE」(ページ下部で”EGR”を紹介)