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米国子会社に自動車排ガス実験設備を導入

1999年4月 8日


当社の米国子会社、ホリバ・インスツルメンツ社(本社・カリフォルニア州)は、アナーバー事業所(ミシガン州)に、自動車排ガス実験設備を設置、5月より本格稼働します。

自動車の排ガス規制値が世界規模で年々厳しくなっており、排ガス計測方法もより高度な技術を要求されてきています。
こういった方向の中では、今までのように単に各計測機器の性能、機能を単に向上させる事だけでは対応が難しくなってきており、いかに各計測機器を組み合わせて最高の性能を発揮できるように、システムアップする事が重要となっています。

自動車排ガス計測関連が主力製品で世界シェア8割の当社としては、自動車メーカーを始め触媒や燃料などの関連メーカーに対して最適提案をするため、また、自社製品の開発環境の整備のために、排ガス実験室(テストセル)を使ったシステムとしての製品評価が必須です。1991年9月、当社製品の納入先である自動車メーカーと同じ排ガス実験設備を、自前で自社内に整備。本設備を活用して自動運転ロボットや世界共通仕様の計測装置が生まれました。
今回の米国子会社に導入した設備は、自社製品開発への利用目的からさらに進展させ、顧客により迅速に最適なシステム提案する、ショールーム要素を取り入れた、次世代エンジン開発を排ガス計測の面からサポートできる最新鋭の計測システムです。

世界で最も排ガス規制の厳しい米国、特に米国EPA(環境保護局)のあるアナーバーに開設することにより、迅速に規制の動向に対応した開発を推進することに加えて、顧客への設備の貸し出しおよび各自動車メーカーのエンジニアトレーニングの場としても利用いただくことを計画しています。

米国子会社は、これまでにシャシーダイナモメータをはじめ排ガス計測システム製品を独自開発し全世界に納入と、自動車を始めてとするエンジン排ガス分野での開発実績を持っています。
本分野では米国子会社を、製品化力でも情報収集力においても、グループ全体の開発の中枢拠点として位置付けており、今回トータルシステムを持つことで、顧客満足度の高い製品の迅速な供給につながり、ひいては当社グループを挙げて開発するシステムが、排ガス計測のデファクトスタンダードになることを期待しています。



参考資料

〈自動車排ガス実験施設 概要〉

設備:ULEV計測対応可能な当社製最新鋭機器を設置

  1. MEXA-7000DTRLE+MEXA-7500DEGR
    (低濃度計測用分析計+触媒解析モーダル測定用分析計)
  2. CVS-7200S(低濃度計測用可変流量CVS)
  3. VETS-7000/VETS-7000NT(排ガステストCPUシステム)
  4. LDD-48(米国新規制対応48インチシャシーダイナモメータ)
  5. ADS-1100(自動運転装置)
  6. MEXA-4000FT(自動車排ガス用FT-IR)
  7. MEXA-4000MS(自動車排ガス用質量分析計)
  8. MEXA-1110FRF(超高速THC計)
  9. DAR-2200(希釈空気精製機)