アフリカの環境分野を技術サポート

|   ニュースリリース

当社は10月23日、南アフリカで測定装置の精度検定や食品の品質鑑定など”認証”を行うSABS(南アフリカ国家標準局)との間で、環境関係の測定装置のメンテナンスやサービスについて技術的・人的協力を推進し将来的には同分野のビジネスを協調して行う合弁会社を同国に設立する、とした協力関係合意の覚書に調印しました。

このたび、電気機器の安全性確認,測定機器のトレーサビリティ,食品の品質鑑定といった各種の認証を行い、さらには国に対して提言や法律の素案まで担う認証機関SABS(=南アフリカ国家標準局)から、南アフリカを含むサハラ砂漠以南のサブ・サハラ地域における、環境計測を柱とした測定装置の普及をはかるべく、当社と協力して納入顧客へのサービス体制の構築、および、技能・ノウハウといったサービストレーニングや製品拡販を行う合弁会社設立の打診がありました。当社としても、現在は未だ市場は拡大していませんが、”地球環境”という断面でみた場合、確実に市場ニーズが増えることが予想され、パイオニアとしてのブランド浸透を狙い、この構想に基本的に合意することとしました。

開始時期等の詳細は、今後両社間で協議していきますが、当面は、SABSが顧客に対するサービスのサポート、具体的にはSABSへサービススキルのトレーニングから開始します。計測機器はその性格上、納入後のメンテナンスやサービスが重要です。当社は50年来のノウハウや技術の蓄積があり、また、この専門技術と信頼性によりSABSが当社をパートナーに選んだものです。


参考資料
SABS=THE SOUTH AFRICAN BUREAU OF STANDARDS(南アフリカ国家標準局)

設立:1945年
代 表 者:Eugene Llewellyn Julie
従業員数:1400人
本 拠 地:Pretoria(プレトリア)
 1 Dr Lategan Road, Groenkloof, Pretoria,Private Bag X191, Pretoria
事業内容:製品とサービスに対する標準化への推進・発行を目的とする。

1945年ACT24にのっとって設立。その後 活動に幾たびか訂正が加えられ、今現在は1993年のACT29により運営されている。SABS(THE SOUTH AFRICAN BUREAU OF STANDARDS)は標準化の準備・発行の南アにおける独立した正式な母体として、政府、貿易、産業、消費者への重要なサービスを提供している。質の向上と標準化によって、南ア経済を強化・生活質の向上を高める事を目的としている。この目的達成にむけて、主に製品とサービスの標準化を展開し、認証マーク計画とSABS ISO 9000認証計画の運営管理における責任をになっている。また、環境マネジメントシステムに向けての、SABS ISO 14000認証計画も設立している。その他、委託調査、義務標準の運営、試験提供やそれらにまつわるサービスを行っている。