堀場ジョバンイボンを吸収合併 バイオ・ナノテク市場強化へグループ力結集

|   ニュースリリース

当社は、100%子会社の(株)堀場ジョバンイボン(本社・東京、社長・石田 耕三)を3月20日付で吸収合併します。同社は分光分析機器メーカーである仏ジョバンイボン社の国内代理店で、当社各部門との一体化をはかることで国内とアジアへの販売力を強化します。さらに、同社のアプリケーション技術を取り込み、仏ジョバンイボン社との製品開発面での連携強化をすすめるなど、グループ力を結集し光学分析分野の事業展開を強化していく方針です。

当社は、1997年9月に分光技術の歴史と技術力で世界的に有名な仏ジョバンイボン社の買収以来、理化学および半導体分野での技術交流を積極的に推し進めてきました。
また、仏ジョバンイボン社の国内代理店である(株)堀場ジョバンイボンを、1998年8月に買収してからは、分光分析における技術シーズだけでなく、営業シーズおよびマーケティングシーズも取込み、当社半導体営業部門と連携融合するなど、開発から販売までグループ内でリソースの活用を推進しています。

(株)堀場ジョバンイボンは分光関連装置、光学素子などで半導体を含むエレクトロニクス、ナノテクノロジー、バイオ、メディカル分野に納入実績があり、特にエレクトロニクス分野を中心に独自の販売ルートを持っています。
今回の吸収合併により、同社の販売ルートを活用して当社製品の販売を強化するとともに、今後大きな市場が期待されているナノテクノロジーおよびバイオ分野向けの、仏ジョバンイボン社製品(理化学機器分野)の販売において、当社の持つ販売拠点(国内12ヶ所)とその販売ネットワークを活用することが可能になります。

それぞれ得意とする販売ネットワークを相互活用することで、半導体および光学分析分野において国内とアジアへのさらなる拡販を図ることにより、同社の現在の売上約22億円(2001年度実績)分を2年後の2004年度には40億円程度にまで伸ばしたいと考えています。
さらに、同社のアプリケーション技術を取り込み、仏ジョバンイボン社との製品開発面での連携強化をすすめるなど、グループ力を結集し光学分析分野の事業展開を強化していく方針です。



参考資料

<ご参考>
(株)堀場ジョバンイボン 概要
事業内容:分光分析機器、分光素子輸出入、分光分析装置などの製造・販売
設 立:1955年4月(創業:1928年6月、1998年8月、堀場製作所子会社となる)
資 本 金:5,750万円
社 長:石田 耕三(堀場製作所 取締役副社長)
住 所:東京都江戸川区北葛西4−13−4 TEL.03−5667−7351
売 上 高:約22億円(2001年度実績)
社 員 数:45名