当社は、ホームページに掲載の「分析」に関するコラムを、単行本でこのほど出版、2月初旬には主な書店に並ぶ予定です。本の題名は、“「はかる」と「わかる」(副題:くらしを変える分析の話)”で、一般の方には捉えにくい「分析」を暮らしに密着した身近な話題をテーマに、おもしろおかしく書きおこした内容です。理数離れが話題となっている中高生世代にも、「分析」や「ものづくり」への興味を持ってもらえればとの思いから企画した、当社が手がけた初めての出版事業です。
<出版について>
当社のホームページでは、「分析」に関して一般の方にも捉えやすく紹介したコラムを7年前から掲載しています(ホームページの「センサリウム」コーナー/http://global.horiba.com/sensorium/)。暮らしに密着した内容でわかりやすいと、特に中・高・大学生を中心としたいわゆるネット世代や、理数系の教育関係者からの評判が高く、最近になって「活字でも読みたい」、「教育の現場で使用したい」等の声が多く寄せられました。将来の科学技術立国を担う世代に、分析機器総合メーカーとして、「分析」や「ものづくり」への関心が高まるきっかけになればという思いから、今回の単行本出版に至りました。
<内容について>
目に見えないものを「はかる」、手で触れられないものを「はかる」など、一般には捉えにくいものとされる「分析」について、身近な話題をテーマにすることで、おもしろおかしく親しみながら「わかる」内容となっています。早稲田大学理工学部機械工学科 勝田正文教授におもに技術的側面からのご教示をいただき、暮らしの雑学も交え大幅に加筆したものをベースに再構成したものです。
<内容の一例>
- ミカンを揉むと甘くなる?
- お肌はどうして弱酸性?
- 「きれいな水」と「うまい水」は違う!
- 大気よりもきれいな排気ガスがある!等
<本の概要>
題名:「はかる」と「わかる」−くらしを変える分析の話−
編著:(株)堀場製作所コーポレート・コミュニケーション室+工作舎
定価:本体1200円+税
四六版/並製 256頁
発行日:2004年1月26日
参考資料
<ご参考>
- ホームページ上のコラムについて
当社のホームページの特徴として、経営や製品などの情報以外に、読み物的なコーナーの充実があげられます。特に環境関係のコンテンツは、各方面から大変高い評価をいただいています。今回の出版の元となったコラムは、以下のページに掲載されています。
「センサリウム」http://global.horiba.com/sensorium/
(主な項目)- ぶんせきcafe
- おもしろ分析図鑑
- pHの話
- シリーズ環境単位 等
- 共同編著−工作舎について
今回の単行本は、工作舎との共同編著によるものです。
工作舎は日本有数のサイエンス系出版社として評価が高く、当社の会社案内やカレンダー製作でも外部ブレーンとて、当社コーポレート・コミュニケーション室とコラボレーションしています。
- (株)工作舎 連絡先
〒150−0046 東京都渋谷区松濤2−21−3
TEL:03-3465-5251/FAX:03-3465-5254
- (株)工作舎 連絡先
- 編集責任者のコメント
(株)堀場製作所コーポレート・コミュニケーション室 室長 河内 英司
「私たちの身の回りにある食品をはじめ、生活用品や機器はそれぞれのメーカーで厳重な原料分析や品質管理が行われ、その過程で「分析」の果たす役割は不可欠です。一方、最近地球環境問題をはじめ美容・サプリメントなど健康に対する関心の高まりとともに、現象や効果を数値で把握する「分析」の必要性が増加しています。
もとより「分析」は科学的な原理によって行われますが、そのプロセスでは一見不思議とも言える現象や反応が見られます。本書を通じて「分析」のおもしろさや驚異とともに、何事も正確に数値で把握することの大切さを理解していただければ幸いです。」