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当社社長 堀場厚 フランスからレジオンドヌール勲章を叙勲

2010年1月26日


受章理由は仏への投資や同国子会社拡大など

当社社長 堀場 厚は、フランス発のブランドをグローバルに展開してきた実績や、日仏両国の技術・人財を融合させる経営、試薬生産拠点の拡張による安定した雇用創出などが評価され、フランス政府より"レジオン・ドヌール勲章(*1)"(等級 シュヴァリエ) を受章しました。1月26日京都において、フィリップ・フォール駐日フランス大使より叙勲を受けました。

フランス発の事業展開

30年余前に、フランスの自動車メーカー プジョー社やシトロエン社そしてルノー社に自動車排ガス測定装置を納入し、自動車産業を通してフランス産業との交流を深めてきました。また、分析・計測技術の新領域への拡張と高付加価値を実現するため、血液分析装置のベンチャー企業ABX社(現 ホリバABX社)や、光学分析機器の世界トップ企業インスツルメンツ社(現 ホリバ・ジョバンイボン社)を買収。世界22カ国に展開する当社グループのネットワークを活かし、名実ともに世界をリードする企業として、欧州ではもちろんのこと、北南米やアジアに拠点を配置し、フランス発のグローバル経営を育成・展開してきました。
2005年には対仏投資庁(*2)より"2005年 技術分野投資大賞"を受賞、フランスへの積極的な事業展開が評価されました。
近年では、モンペリエ市に生産能力を2倍に高めた試薬工場を竣工。増産体制を立ち上げました。また、パリ近郊にあるフランス最高水準の理工系教育研究機関の敷地内に研究開発拠点の新設を決定し、産官学の連携強化によって、光学分析装置をはじめ、高精度で精密な計測技術を開発し、科学技術の発展に寄与していきます。
これら【医用】と【科学】分野で当社グループにおける主軸の2社の社長は、堀場製作所本体の執行役員に昨年、外国人では初めて就任。各事業セグメントの最高責任者として指揮を執り、"真の高品質企業"を目指すグローバル企業体への経営体制を育んでいます。この他には、フランスの血球計数技術が日本の技術者へも移管され、両国の共同開発で世界初の小型血液分析装置(*3)を開発しました。技術面でも日仏が融合したモノづくりも推進しています。当社にとってフランスは、新たな技術開発やパートナーシップを生み出す中心拠点とし、日仏両国の学術面、産業面での発展に『分析計測』の分野を通して貢献していく経営を続けていきます。

フィリップ・フォール駐日フランス大使コメント

日仏間の相互の信頼関係を構築し、2社をグループ化するなどの継続的な投資実績、南仏での試薬生産拠点の拡張やフランス各地での長期的な雇用創出など、日仏間の架け橋となりフランス産業に貢献されました。
今後新設される研究開発拠点に関しては、産学官の技術交流が深まり、フランスの産業から世界の新規市場を開拓する原動力となることを期待しています。

堀場 厚コメント

京都市とパリ市は姉妹都市の歴史が半世紀を越え、文化・芸術両面でフランスと京都が共通して持つスピリットの展開に有効であり、京都人 そして個人的にも以前より提案していたことが叶えられ、先月には京都で初めての総領事館となるフランス総領事館が構えられました。
友好親善に有意義なこの時期に、ここ京都で世界的に権威のあるレジオン・ドヌール勲章を受章できることは、ビジネスを通じて海外、とりわけフランスとつながりを持ってきた者のひとりとして、大変光栄であり感激しています。この受章をさらなる両国友好のスタートと受けとめ、当社も約30年間で築いてきた信頼関係を堅持しながら、両国発展の一端を担う企業として活躍できるよう、今後も努力を続けていきます。
 

参考資料
 (*1 )レジオン・ドヌール勲章(Ordre National de la Légion d'honneur)
1802年にナポレオンによって創設されたフランス国家最高勲章。大統領の決定によりフランス政府より叙せられる。軍功や文化に功績のあった様々な分野の人に授与され、現在までに約12万人の受章者がある。うち約1,500人が外国籍で、日本人は約150人。
等級には、グランクロア(1等),グラントフィシエ(2等),コマンドゥール(3等),オフィシエ(4等),シュヴァリエ(5等)がある。オフィシエとシュヴァリエは、日仏間の経済・文化交流の発展への功労者に与えられる。

(*2) 対仏投資庁

国際投資誘致、進出企業向け支援を担当する仏国機関。仏国内および北米、欧州、アジア各国におかれた在外事務所を結ぶネットワークで機能。仏国内各地方の経済開発機関との緊密な連携により、最良のビジネス機会とそれぞれのニーズに応じたサービスの提供を行う。

対仏投資庁

(*3) 自動血球計数CRP測定装置

世界で初めて、白血球などの血球成分を測定する血球計数と、炎症の指標となるCRP(C反応性たんぱく)濃度を1台で測定した装置。開業医や小規模病院向けに販売。その他の小型血球計数装置でも、当社は特に強みを持っている。