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微量ガス分析装置 「AP−370シリーズ」発売

2004年12月16日


当社は、光触媒の評価やクリーンルーム等で用いられるガス中のNOx・SO2・CO・HC・O3濃度をナノレベルで連続測定し、オンライン計測管理を行う、微量ガス分析装置「AP−370シリーズ」を発売します。近年ますます高感度分析の要求が高まる、光触媒研究のガス濃度管理や、クリーンルーム・病室内の雰囲気監視等、さまざまな用途に対応可能な超微量ガス分析計です。
これまで30年にわたり大気汚染監視測定装置で培ってきた、微量ガス分析の技術と実績を生かし、成長著しい微量ガス分析の新市場へ本格展開をはかり、初年度200台・市場シェア50%の獲得を目指します。

<背景>
当社は、ガス分析に関して実験用・工業用・地球環境計測など幅広い分野で、クリーンガスから煙道排ガスまで測定する技術を持ち、エンジン排ガス、燃焼器具排ガス、煙道排ガス、大気汚染監視等の装置で多くの納入実績があります。微量なガス濃度計測が要求される、大気汚染監視測定装置については、この分野で30年の歴史を持ち、全世界で累計5,000台以上の納入実績があります。本製品は、これまでの大気汚染監視測定で培ってきた技術を生かして、新市場に展開するものです。

<新市場対応について>
工業材料を加熱したときに発生するガスや、燃焼ガスあるいは大気中の臭気物質、クリーンルーム中の有機物など、微量ガスの高感度な分析の要求は近年ますます強まってきています。また、これらの新市場では、開発効率の向上のための要求が高まっています。当社ではこれらの要求に対し、微量ガスをオンラインで連続計測できるモニターの提案をしていきます。本製品は、データを社内LAN環境に接続することが可能で、部門間の情報共有化、データを加工してのグラフ化、報告書作成などが容易になり、開発効率の向上に役立ちます。また、プラント制御などで要求されるリモートメンテナンスへの対応も可能です。今後は、新市場で要求される用途例に幅広く対応するため、周辺機器の充実を図り、初年度200台・市場シェア50%の獲得を目指します。

<主な特徴>

  1. 各種ガスのナノレベル測定が可能。
    ppmからppbオーダーまで。(ナノ10億分の1=ppb)
  2. LAN環境に接続可能。イーサネット接続ポートを準備。
    遠隔からデータの送受信が可能。
  3. カードメモリーでデータ処理が簡単。
    コンパクトフラッシュカードに直接データを読み込み、データ回収が可能。


<標準価格>300万円〜(オプションにも対応)

<販売目標台数>初年度200台、次年度400台


参考資料

<主な仕様:全5機種>

「APNA-370」
測定成分:窒素化合物(NOx、NO2、NO)
最小検出感度:1ppb
質量:約21kg
測定法式:「クロスモデュレーション方式化学発光法」
試料ガス中のNOとO3とが、反応してNO2を生成する際に発光現象が生じる。その発光強度がNO濃度に比例することを利用して測定する方式。

「APSA-370」
測定成分:二酸化硫黄(SO2)
最小検出感度:0.5ppb
質量:約21kg
測定法式:「紫外線蛍光法」大気中の二酸化硫黄に紫外線を照射して、励気状態のSO2を生じさせこのSO2が発する蛍光の強度を測定して、二酸化硫黄濃度を求める方式。

「APMA-370」
測定成分:一酸化炭素(CO)
最小検出感度:0.05ppm
質量:約16kg
測定方式:「クロスモデュレーション方式非分散赤外線吸収法」
CO分子は、固有の波長の赤外線を吸収する特性を持っており、濃度に対応した吸収を示す。この特性を利用して、一酸化炭素濃度を求める方式。

「APHA-370」
測定成分:炭化水素(CH4、NMHC、THC)
最小検出感度:0.05ppm
質量:約33kg
測定法式:「選択燃焼+クロスモデュレーション方式水素炎イオン化検出法」一定流量の試料と水素を導入し、水素炎中で液化水素をイオン化し、生成したイオン電流を測定して、炭化水素濃度を求める。

「APOA-370」
測定成分:オゾン(O3)
最小検出感度:0.5ppb
質量:約15kg
測定法式「クロスモデュレーション方式紫外線吸収法」
オゾンは特定の波長の紫外線に強い吸収を示すため、その吸収量からオゾン濃度を測定する。
*外形寸法:430(W)x550(D)x221(H)mm(全5機種共通)