「電子図面企業宣言」でIT化と環境保全を両立

|   ニュースリリース

当社は、12月1日から旧図面の原図保管庫を完全撤廃し、今後は電子図面のみを使用する体制を確立します。創立以来、地球環境保全に貢献する分析機器を提供し続けてきたメーカーとして、10年来投資してきた情報システムを有効活用することで、図面の完全IT化をはかり、生産性向上と資源環境対策を推進するものです。全図面の電子ライブラリー化が完了したことで、CAD導入以前(約30年間)の手書き図面の半永久的保存が可能になり、紙による図面コピーの必要が無くなるためA4サイズ換算で年間約35万枚(約1.5トン)の資源節約につながります。また、電子化を活かして取引先やグループ企業間と、ネットを通じた電子調達や図面配信が可能なシステムを稼動させます。創立50周年の節目に、「電子図面企業宣言」することで、次なる50年にむけてグローバル規模での情報化と資源環境対策の充実をはかります。


<背景>
当社では、設計・開発・生産をはじめ、アフターサービスや資材発注に至るまで、製品にまつわる一連の業務全てに、図面が関わっています。
1999年には、PDFによる電子図面化を完了させ、イントラネットを用いた社内図面閲覧システムが稼動しています。以来、紙図面を手作業で閲覧・複写する手間を軽減し、生産性の向上をはかってきました。2000年からは、海外グループ会社に対しても、図面閲覧システムを公開し、グローバル規模での情報の共有化を進めています。また、資材発注に関しても、取引先との間でインターネットを用いた電子調達として、2000年から図面配信システムを公開しています。

<電子図面企業宣言について>
創立50周年を迎えた本年、10年来投資してきた情報システムの蓄積を活かし、旧手書き図面を含めた全図面の電子ライブラリー化が完了しました。12月1日から旧図面の原図保管庫を完全撤廃し、社内・海外グループ・取引先間で、ネット経由による365日24時間サービスの図面閲覧・配信システムを本格稼動させます。取引先やグループ企業間で、距離や時差にとらわれずに、最新の図面情報を共有化することで、日米欧3極体制での設計・開発・生産を強力にサポートします。また、電子化により、図面管理に必要な専用スタッフ数が従来の3分の1となり、50年間の財産である旧図面を、紙の劣化等に影響されずに、半永久的保存・管理する体制を構築しました。

創立以来、地球環境保全や最先端研究に役立つ分析機器を提供し続けてきたメーカーとして、50周年の節目に「電子図面企業宣言」することで、グローバル規模での情報共有化と資源環境対策の充実をはかります。