[報道発表] 掲載内容は発表日時点の情報です。

新型 粒子径分布測定装置「LA−300」発売

1999年7月30日


当社は、レーザを使って粒子の大きさを測定する、粒子径分布測定装置の新型(LA-300)を開発。
心臓部の検出器を新開発、すべての部品を見直しいちから設計し直すことで、粒子径分布測定装置で世界最小(ジャストA3サイズ/本体設置面積)・最軽量(本体:約25kg)を達成。0.1〜600μmと市場ニーズの8割に対応する幅広い測定範囲を可能にしました。

粒子径の分布を測定しグラフ表示する粒子径分布測定装置は、セラミックス・化学・食品といった粉体を扱う分野で、材料の研究開発や品質管理に使われています。
ISO9000シリーズや医薬品製造基準のGLP/GMPの浸透とともに、データに基づく品質管理の重要性が大企業のみならず取引企業へ広がりをみせており、需要は年7〜10%(台数ベース)の勢いで拡大しています。

今回の新製品は、拡大する市場のニーズにあわせ、性能は高級機なみで「低価格・省スペース」をキーワードに開発しました。心臓部の検出器を新開発、すべての部品を見直すことで高級機にくらべ全体の部品点数を2分の1以下、本体設置面積・設置空間(体積)で3分の1(当社製品比)という大幅な省スペース化と軽量化をはかりました。頻度と重要性の高い機能・性能を盛り込み、しかも顧客ごとに測定手順が組める、といった利便性を同時に実現しました。
測定範囲は0.1〜600μmと、普及機にくらべ約2倍のワイドレンジです。半導体・食品・セラミックなど粉体の品質管理分野で必要とされる測定の8割に対応し、ほとんどの市場ニーズに応える性能を持つ中級機です。

要求される粒径をほぼカバーしたうえで「最小・低価格」の本機は、国内だけでなく輸出もします。欧米はもちろん、計測器による品質管理の重要性が高まる東南アジアへも、積極的な拡販をはかります。

  • 標準価格:550万円
  • 販売開始:8月3日
  • 初年度販売目標台数:200台(輸出含む)


<主な特長>

  1. 世界最小(ジャストA3サイズ/本体設置面積)・最軽量(本体:約25kg)
    新型の検出器を含むすべての部品を新開発・新設計し、机上に置いても場所をとらない省スペース・軽量化を達成。
  2. 550万円で、0.1〜600μmの粒子径を測定。
    普及機に比べ約2倍のワイドな測定範囲を持ち、品質管理測定ニーズの8割に対応。
  3. 高級機のみに搭載されていた学習機能を利用すれば、ボタンひとつで、通常測定時に必要な全5工程「=1超音波分散2測定3排水4保存5印刷」を自動実行。実行内容は顧客ごとに自由に設定可能。


<主な仕様>
測定範囲:0.1〜600μm
測定時間:約20秒
外形寸法:296(W)×420(D)×320(H)mm(本体)
  質量:約25kg
☆本製品は、本体とパソコン、プリンターの3つから構成。

<測定分野例>

  • セラミックス−セラミックス材料の品質管理、工程管理、研究開発
  • 化学工業−ゴム・ポリマーの品質管理、研究開発
  • 塗料・顔料−インク・ペンキ・粉末塗料等の品質管理、研究開発
  • 薬品・化粧品−製剤工場での薬品の品質管理
  • 食品−牛乳・果実食品・マヨネーズ等の品質管理



参考資料

<用語説明>

  • 粒子径分布測定装置
    粒子径の分布を測定する粒子径分布測定装置は、セラミックス、化学、食品といった粉体を扱う分野で、製品開発や品質管理に広く使われている。本新製品が採用しているレーザ回折/散乱式のほかに、試料を回転させ遠心力を使って測定する遠心沈降式というものもある。この方式は低価格で微細粒子を測定できるが、測定に時間がかかり測定技術も要するといった問題がある。対して、レーザ回折/散乱式は測定時間が短く、再現性・操作性の点でも優れており、粒子径分布測定装置の主流となっている。本新製品はできるだけ安い費用で粒子径分布装置を求めたいという、遠心沈降式のユーザの買替えニーズにも応えられる価格に設定した。
  • 小型・低価格を実現できた理由
    本新製品はユニット単位で部品点数を削減する設計手法を採用することで、部品全体の点数を高級機にくらべ2分の1以下におさえた。ユニット化をすすめることで生産における効率化や、海外(特に東南アジア)も含めたメンテナンス性に効果がある。